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今年の箱根駅伝、開催してくれてありがとう。。。

昨日、本日と開催されていた、第100回箱根駅伝大会。

元旦の「令和6年能登半島地震」により、開催を危ぶまれていたけれど、無事に開催してもらえて本当に良かった。

何より、青山学院大学の皆さん、本当におめでとうございます。そして、お疲れさまでした。「負けてたまるか大作戦」は大成功でしたね。
12月半ばまで、インフルエンザ罹患などでシード権も危ういチーム状況だったとのことでしたが、1区の9位から2区で2位まで浮上、3区で駒沢をとらえ1位に躍り出ると、そこから往復とも不動の1位を守り切ったのが見事でした。


実は、3年前に亡くなった舅の出身校が青山学院大学。

原監督が就任してから快進撃を続ける母校を、毎年正月、テレビにかじりついて応援していた姿を思い出す。
パーキンソン病という病のせいもあり、興奮すると大きく体を揺らす癖のあった舅は、定位置だったリクライニング椅子から落っこちる勢いで前後に揺れながら、寒空の下を疾走する緑のユニフォームへ声援を送っていた。

ドキュメンタリーも好きで、選手たちの日々を追った番組はなるべく録画して見ていたし、母校だけでなくシード権争いも気にしていたので、見守る家族も自然と、選手の名前や人となりに詳しくなった。

舅が亡くなってから、そこまで深く箱根駅伝関連の番組を追わなくなってしまったので、今年の選手たちにどのような苦労があったのかは詳しくは知らない。
けれども、以前に番組で、駅伝選手の皆さんの、熱量と挫折と、どれだけ必死に一年間練習しているのかを垣間見ていたので、どうかその苦労が報われてほしい、と思っていた。

そこへ、元旦の災害。
箱根駅伝の開催を危ぶむニュースも届いた。

きっと、東日本大震災やコロナ禍を経験する前だったら、完全な自粛ムードとなり、即中止となっていただろう。

テレビはどの局も、朝から晩まで被災地のニュースを流し、地震や津波、火事、壊れた家屋や肉親を喪った方のインタビューを、繰り返し流し続けただろう。

もちろん、現地の方々を助ける方法や、被害の様子は、知りたいときにすぐ知らされるべきだと思うし、それがマスコミの役割だと思う。
そして、人手でもお金でも物資でも、助けられるものは何でも差し出したいと思う。

けれども、一方で、災害の報道が続く状況に、何もできることがない無力感で、急激に打ちのめされていく人々もいて。

逆に、元気な人たちが一生懸命、何かに打ち込んで結果を残す姿が、被災地だけでなくニュースを見て沈みがちな人々に、元気や勇気を与えることがあって。

そうした「嬉しい出来事」として、今年の箱根駅伝を開催しようと決め、一生懸命走り切った選手や関係者の方々に、心より感謝を伝えたいと思い、この文章を投稿しました。

被災地に行けない私は、箱根駅伝の選手の皆さんの雄姿を糧に、明日からの仕事始めでまずは、自分のできることを一つ一つ積み重ねていくつもりです。


※Tomoさん、すてきなイラストをお借りしました。ありがとうございます。

#箱根駅伝 #青山学院大学 #優勝

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