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ラブレター屋さんと本屋さん

**概要>

・オシャレで気の利いた言い訳でもなければ、ラブレターなんか贈れない
・ラブレターは本と一緒に贈りたい
・だって相手の時間を占有できるから

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ラブレター専門店"meg merry"による、ラブレター研究の記録です。

昨年の秋頃に豪徳寺の「ヌイブックス」(以下ヌイブさん)、そして今週から、店舗をもたない本屋さんである「本と手紙の店 ひより堂」さん(以下ひより堂さん)で委託販売させていただくことになりました。

いずれの本屋さんからも、ありがたいことにメールやtwitterのDMで、わたしの作品を「置きたい」とご連絡いただきました。自分のやっていることを誰かが認めてくれるという単純なうれしさもある……どころか、どれだけ他にいいことを言おうとしてもこれが一番の理由だろうな…と思っています。

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だけど、わたしが本屋さんへmeg merryのラブレターを委託している理由はほかにもあります。今のところわたしは、本が一番、ラブレターとの食べ合わせのよいギフトになると考えています。

正直、受け取る側も、本当は書いてみたい側も、ラブレターを「重い」と敬遠する人が多いはずです。また、いくら手書きのラブレターを書いてみたくてもきっかけというか、オシャレで気の利いた言い訳でもなければ「ラブレターを単品で贈る」なんてことは、イメージしづらいです。

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本は、誰かの考え方や物語を語りながらも、「読み手自身の時間をデザインしてくれるデバイス」であると思います。本を読んでいる時間って必ず、目の前の本がメインになるはずです。本がメインでないなら、もはやその時間は「本を読んでいる」とは言えないほど、本はその時間の主役になります。

つまり本を贈ると、読書時間の間は、相手の時間を占有することができます。占有と書くと「やっぱりラブレターを書くような奴なんか”重い”!」と思われるかもしれませんが、どうせ重いなら、繰り返しになりますが「相手の時間を占有できるギフト選び」がしたいです。

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昨年の秋に「読書の秋に 活版印刷のホワイトレター」という作品を発表した時期。本こそラブレターと食べ合わせのよいギフトだ、という考えのもと、本とラブレターを一緒に贈ろう! というブログ投稿をしていた期間がありました。それ以降もしきりにラブレターと本の食い合わせについて主張してきましたが、以上のような思惑があったのでした。

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作品を販売してくださっているヌイブさんもひより堂さんも、それぞれのテーマに基づいて本をセレクトされています。ヌイブさんは「まちの書斎、パリの書店」、ひより堂さんは「本と手紙の店」」。大きい本屋から小さい本屋までいろんな店員さんがいて、人間性の出るセレクトをされている方がたくさんいます。そんな人たちへ少しだけ、自分を重ねて、「相手の時間を占有できるギフト選び」が楽しそうです。「ラブレター専門店」のmeg merryはそう思います。

#恋愛 #手紙 #ギフト #エッセイ #コラム #言葉

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ラブレター専門店”meg merry”
web site)http://www.megmerry.jp/
twitter)https://twitter.com/meg_merry0523
instagram)https://www.instagram.com/meg_merry0523/
web shop)https://megmerry.thebase.in/

グレードアップした紙&印刷でラブレターを制作したいです。サポートいただくと、特別なラブレター体験がmeg merry経由でたくさんの人にもたらされるはず!!!!!