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使いやすさと引き換えに、心地よさを得る

大学院のレポート提出や最終発表が終わり、ようやく春休みがやってきた。
春休みは2週間前くらいから始まっていたのだけど、研究室のプレゼンが終わってからは糸が切れたように無気力モードになってしまい、、バイトと時々の外出以外はひたすら頭を休めていた。
ようやくリセットできた気がするので、

☝︎やるやる詐欺になってしまっていたこのシリーズをいい加減書こうと思う。待っている人がいるのかは知らないけど。笑

さて、記念すべき第一弾は、こちらの湯たんぽ。

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今シーズン買ったもの。去年の11月だったかな、たしか。

ちょうどその頃中学の同級生の子たちと会う機会があって、一番最近買ったものの話になって。わたし以外の二人が最近買ったものは「洋服」。「ショッピングモール行ったら洋服が可愛くて、ついつい買っちゃった!」という話だった。

「で、めぐは?何買ったの?」
「わたし?湯たんぽが一番最近の買いものかな〜」
(少しの沈黙の末)「???」

「なんでわざわざ(湯たんぽを)買ったの??」って聞かれた。
そりゃそうよね。20代前半の、実家暮らしの学生が湯たんぽを買うなんてことはなかなかない。なんだか一人暮らしのような生活感が滲み出ているような気がする。笑

地域の技術と産業を守るプロダクト

買った湯たんぽは、FD STYLEさんのもの。

FD STYLE | Made in Niigata, Japan は、新潟の職人たちの技術と有限会社エフディーのデザインによる、地域産業活性化のための取り組みの総称。また、その取り組みによって製造されたモノやコトのブランドネーム。
(引用:FD STYLE とは

このシリーズのものは、糸もカバーも湯たんぽも、全て新潟で作られたもの。複数の企業が協業して作られているそう。

地域の職人さんの技術を守り、産業を活性化する取り組み。
こういうことを聞いただけで少し胸が踊る(単純)。こういうのいいよね、わたしも何かやりたいなあ、、

このプロダクトの推しポイント

この湯たんぽの推しポイントは大きく二つある。

一つ目は控えめなサイズ感。
湯たんぽ本体のサイズは、直径16.5cm。一般に売られている湯たんぽの中ではかなり小さめ。このサイズ感だからこそ電気ポットのお湯でも十分だし、お腹を温めたいときとか、寝るとき以外にも手軽に使えると思う。近くに置いておきたい安心感があるなあ、と。

二つ目は、素材とフォルム。
最近の湯たんぽはプラスチック製が多い。我が家にある湯たんぽもそうだったんだけど、色が派手すぎて、形もイマイチで、使っていて「なんだかなあ、、」と思っていたところだった。

☟こういう感じのやつ。(あくまでイメージだけど)

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FD STYLEの湯たんぽとカバーは、それぞれステンレス製とコットン製。
色味も本来の素材が持っている色がそのままで、その素朴さが素敵。湯たんぽの、ころんとした丸いフォルムも優しくて、ステンレスの無骨さを和らげてくれているようにも感じる。

ちなみにこの湯たんぽは、2014年にGOOD DESIGN賞を受賞している。
プロダクトをデザインしているのは、萩野光宣さん。プロフィールを見たら、二級建築士の資格を持っているそうで、、建築は設計していないのかしら?わたしもプロダクト作りたい、なんて思ってしまった。

なぜ今、湯たんぽ?

実はこの湯たんぽ、数年前からマークしていたのだけど、どうしても今年買わないといけない理由ができてしまって。それで思い切って買うことにした。

上に載せた製品のリンクを見た人は気づいたかもしれないけど、実はわたしが買ったカバーの色と形のものはもうない。
2020年から、カバーがコットンからウールに変わることになったらしい。これによってデザインが大幅に変わり、コットンカバーに見られた独特な編み目がなくなって、つるんとした見た目になってしまったのだ、、

このカバーも好き!っていう人もいると思うけど、わたし個人的にはコットンの時の編み目が好きだったから、結構ショッキングな変更で。
(サイトを見る限りコットンブラックのカバーでは売っているようだけど、コットンそのものの色味がいいなと思っていたので、それも違うなと。)

で、探していたら、2019年以前の型で販売しているところを見つけて。
そのサイトにも「おそらく今年で販売終了します」って買いてあったから、これはまずい、、!と。普段なかなかポチらないわたしでも、すぐさまポチった。笑

心地よい使いづらさ

結論としては、買ってよかった。

家にいる時間がかなり増えたから、家の中で癒しをつくっていこうとしていて。この湯たんぽはわたしの寝る前の時間に癒しを与えてくれている。

ステンレス製だからお湯を入れるとすぐに熱くなって素手では触れないし、そこは不便ではあるんだけど、それも気にならないというか、むしろいいところというか。それもまた愛おしいポイントだったりする。

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(写真:FD STYLEさんのHPより)

温かいお湯を注ぐときの、トポトポという音と、口から出る湯気。
今日も頑張ったなあ、ゆっくり休んで明日からも頑張ろうって、自分に優しくする時間。

ある程度の使いづらさも受け入れてしまうことで、寒い日の夜に湯たんぽを入れて寝る支度をする時間がとても幸せな時間に変わった。

とはいえもう春だよね、ちょっと季節外れな投稿だ、、笑
来年の冬に向けて、ぜひ見てみてくださいな。

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