読む人 : 山村 愛

骨肉腫克服女子 & 乳癌治療中女子 WRITER/GRAPHIC DESIG…

読む人 : 山村 愛

骨肉腫克服女子 & 乳癌治療中女子 WRITER/GRAPHIC DESIGN/TAROT/MODEL/Beauty Japan FUJIYAMA大会 初代ファイナリスト *まだ形を成さない思いを形にすることが好き。誰かの心に寄り添いたいという思いを持ち、真剣に生きています。

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  • 会葬礼状

    大切な人やペットのお見送りの際に作成できなかった方にお作りした会葬礼状。

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【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #4 心尽くしの仕事人「五十嵐 仕さん」

車のことはどこにお願いしていますか?「スポンサー企業の社長さんとは、一体どんな方なのだろう?」人が大好きな私が、お会い出来る範囲内で。完全に個人的な興味のもと、ファイナリストという権力を行使して聞かせていただいたお話です。Beauty Japan FUJIYAMA スポンサーインタビュー、今回は海風香る車屋さん、株式会社大和モータース(YAMATO MOTORS )代表取締役 五十嵐 仕(いがらし まなぶ)さんに、心を尽くす仕事への姿勢についてお話しいただきました。 ※ ●

    • 【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #3 少年の心を持つ地域貢献人「山本明男さん」

      お茶は好きですか?「スポンサー企業の社長さんとは、一体どんな方なのだろう?」人が大好きな私が、お会い出来る範囲内で。完全に個人的な興味のもと、ファイナリストという権力を行使して聞かせていただいたお話です。Beauty Japan FUJIYAMA スポンサーインタビュー、今回は創業から300年以上、相良物産株式会社 代表取締役 山本 明男(やまもと あきお)さんに、驚きの発想から地域貢献する思いについてお話しいただきました。 ※ ● → 発言者: 山本 明男 さん 創業3

      • 【読む人】日本理学療法士協会 第10回「笑顔をあきらめない。」フォトコンテストで優秀賞を受賞して号泣した話

        こんにちは。読む人 山村 愛(やまむら めぐみ)です。 今回は、どうしても受賞したい!と思ったコンテストに何が何でも賞を取るんだと応募し、いただいた優秀賞を大切な人にプレゼントしたお話です。何がなんでもという理由も含めて綴っていきます。 リハビリと私理学療法ってご存じですか?理学療法とは、リハビリのこと。私の人生を語る上で、切っても切り離すことの出来ないリハビリ。歯を食いしばって、何くそとリハビリに励んだ日々があるから、今の私があると思っています。 23歳で骨の癌、骨肉腫

        • 【ペット会葬礼状】#1 今までもこれからも かけがえのない親友です

          小さなころから人見知りせず、とにかく誰にでも人懐っこかったナナちゃん。パン教室の生徒さんたちを出迎えてくれる看板犬として活躍してくれましたね。 あなたの隣に置いてあった自転車が盗まれた時ですら吠えないなんて、あまりの警戒心の無さに笑うしかなかったけれど、家族だけでなくみんなの心に寄り添ってくれる心の温かさに多くの人が救われました。 私はずっと犬が苦手だったから、「いつの日か七海がいなくなっても大丈夫。」そう固く信じ続けてきたのに、今はあなたの姿ばかり追い求め、どれだけ泣いても

        【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #4 心尽くしの仕事人「五十嵐 仕さん」

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          【Beauty Japan FUJIYAMA】2nd Inspectionに参加した話

          こんにちは。読む人 山村 愛(やまむら めぐみ)です。 今回は、Beauty Japan FUJIYAMA大会に向けて開催された、2ndインスペクションに参加したお話です。1stインスペクションで、BJアレルギー発症から克服までを経験した私が、大会前最後となる2ndインスペクションで何を感じ何を考えたのか、私の目で見た、Beauty Japan FUMIYAMAを綴っていきます。 2ndインスペクションとは?Beauty Japan FUJIYAMA大会に 最初から数えて

          【Beauty Japan FUJIYAMA】2nd Inspectionに参加した話

          【会葬礼状】#6 心を尽くすことが生き甲斐でした

          長い間、病院で電気関係や庶務の仕事に従事してきた父。定年後の第二の人生は「役員」として活躍し、町内会長やPTA会長などの様々な役を引き受けてきました。ひとたび壇上に立つと、水を得た魚のように活き活きしているという噂をよく耳にしたものです。世話好きでユーモアがあり、話をすることが何よりも得意でしたから、父の趣味が役員だと言えば、皆さん満場一致でうなずいてくれることと思います。 家庭では、冗談を交え笑顔を絶やすことなく、いつもニコニコしていました。リビングに目を向けると、ソファで

          【会葬礼状】#6 心を尽くすことが生き甲斐でした

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スピーチ原稿とプレゼン原稿を完成させた話

          こんにちは。読む人 山村 愛(やまむら めぐみ)です。 今回は、Beauty Japan FUJIYAMA大会用のスピーチ原稿とプレゼン原稿を遂に書き上げたお話です。後回しに次ぐ後回しにしてきましたが、もう逃げるわけにはいきません。私がスピーチとプレゼンをどのように捉え、どのような思いを込めて完成まで漕ぎつけたのかを綴っていきます。 プレゼン説明会なるもの開催2022年7月21日(木)にプレゼン説明会なるものが開催されるという事前アナウンスがありました。 じゃあ、それまで

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スピーチ原稿とプレゼン原稿を完成させた話

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #2 健康の種蒔き人「田近 義貴さん」

          グリーンコーヒーをご存じですか?「スポンサー企業の社長さんとは、一体どんな方なのだろう?」人が大好きな私が、お会い出来る範囲内で。完全に個人的な興味のもと、ファイナリストという権力を行使して聞かせていただいたお話です。Beauty Japan FUJIYAMA スポンサーインタビュー、今回はグリーンコーヒーの仕掛け人、株式会社 オフィスエル 代表取締役 田近 義貴(たぢか よしたか)さんに、グリーンコーヒーに懸ける思いについてお話しいただきました。 ● → 発言者: 田近

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #2 健康の種蒔き人「田近 義貴さん」

          【会葬礼状】#5 あの海で会いましょう

          物静かで絵を描くことが何よりも大好きだった姉。暇さえあればいつも漫画を描いてた姿が今でも私の心に色鮮やかに映し出されます。どんなに辿ってみても、言葉を多く交わした記憶はないけれど、一緒に過ごした最後の年、私の運動会とピアノの発表会にひとりで足を運び、物陰から静かに見守っていてくれていたあの眼差しは、姉の精一杯の愛情表現だったのだと今ならわかります。 しつけの厳しい家だから、口を開けば叱られることがたくさんありました。家族とぶつかった時、いつも自分の意見を主張していた姉をよく覚

          【会葬礼状】#5 あの海で会いましょう

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #1 飴も溶かす熱い思い「澤本 智穂さん」

          プロテインの飴があることをご存じですか? 「スポンサー企業の社長さんとは、一体どんな方なのだろう?」人が大好きな私が、お会い出来る範囲内で。完全に個人的な興味のもと、ファイナリストという権力を行使して聞かせていただいたお話です。Beauty Japan FUJIYAMA スポンサーインタビュー、今回はプロテイン飴の開発者、KANSHINDO株式会社 社長 澤本 智穂(さわもと ちほ)さんに、プロテイン飴に込める思いについてお話しいただきました。 ● → 発言者: 澤本 智穂

          【Beauty Japan FUJIYAMA】スポンサーインタビュー #1 飴も溶かす熱い思い「澤本 智穂さん」

          【会葬礼状】#4 頑固で優しい父でした

          職人気質で頑固を貫いてきた父ですが、孫や近所の子供たちと遊ぶことが何よりも大好き。童心に返ったように戯れるその姿からは、家族にはなかなか見せることのなかった父の隠しきれない優しさがこれでもかと滲み出ており、見てるこちらの口元が思わずほころんだものです。 身体を悪くしてからは、病院やデイサービスにお世話になりました。看護師さんやヘルパーさんたちと顔を合わせれば冗談を口にして、皆さんを笑わせるのがおなじみの光景でした。 家族にだけ見せてきたワガママな一面は、お父さんが私たちに甘え

          【会葬礼状】#4 頑固で優しい父でした

          【会葬礼状】#3 正直に生きた母でした

          真っすぐで自分の意見をしっかり持った母。いつも傍らに置かれた新聞を、時間の許す限り隅から隅まで目を通すのが日課でした。 いつの頃からか、我が家に住み着いた野良猫が何故か母にだけ懐き、デイサービスの見送りや出迎えを待つ猫の姿は母との不思議な絆を感じずにはいられませんでした。 母を追う猫の散歩風景は近所でも有名になったほど。一人と一匹のコンビは多くの方々を和ませ、周りにはいつも笑顔があふれていたものです。 父が入院した際には、「私が行かなければ。」と、持ち前の責任感の強さから、二

          【会葬礼状】#3 正直に生きた母でした

          【Beauty Japan FUJIYAMA】1st Inspectionに参加した話 [下]

          こんにちは。読む人 山村 愛(やまむら めぐみ)です。 今回は、Beauty Japan FUJIYAMA大会に向けて開催された、1stインスペクション2日目に参加したお話です。1日目、逃亡心と腹の痛みしか抱えていなかった私が、2日目、今日まで生きてきて良かったと思ったんです。これは一体、何事でしょうか?私の目で見た、Beauty Japan FUMIYAMAを綴っていきます。 DAY2 静岡市 ドラミカフェにて2022年6月19日(日)、1st インスペクション2日目は静

          【Beauty Japan FUJIYAMA】1st Inspectionに参加した話 [下]

          【会葬礼状】#2 みんなの笑顔と自然を何よりも愛した人でした

          やさしくて思いやりがあり、誰かを笑顔にすることが大好きでした。 「みんなの喜んでいる顔を見るのがうれしい。」と、家族だけでなく、多くの友人たちを自然豊かな景色の中によく連れて行ってくれましたね。 仲間と演奏活動に励み、多くの方々を笑顔にして輝いている姿を横で見ているだけで幸せな気持ちが溢れました。 病気と闘いながら幾度の手術を乗り越え、自身のためだけでなく家族のためにも治療に励んでくれました。全身緑のコーディネートに身を包み、大切に育てている観葉植物を眺めながら懐メロを口ずさ

          【会葬礼状】#2 みんなの笑顔と自然を何よりも愛した人でした

          【会葬礼状】#1 お父さんの娘で幸せでした

          物静かで決して前に出るようなタイプではないけれど、いつも私たちを温かい眼差しで見守ってくれました。記憶を辿ってみても、お父さんに怒られたことがありません。誰に対しても変わらぬ優しさと穏やかな人柄は、多くの方々から慕われていたと聞いています。 アルバムをめくると、馴染みのメンバーで行く恒例のグループ旅行や飲み会での様子から、お父さんの楽しそうな笑い声が聞こえてくるようです。 家庭菜園には特に力を入れており、暇さえあれば庭の畑に出ていましたね。季節ごとに収穫されるお父さん手作りの

          【会葬礼状】#1 お父さんの娘で幸せでした

          受賞作品【ヤマムラメグミノエッセイ】#4 はじめてのひとり旅

          「メグちゃん、リハビリの時間だよ。」 毎朝、同じ時間にカーテンが開く。 抗がん剤治療の真っ只中でも容赦ない。ベッド上でぐったりした私の足が力強く掴まれ、先生の手によって勝手に動き出す。 (スパルタだ...鬼だ。) 気持ち悪さに耐えながら、そんなことばかり頭を巡る。 23歳で右腸骨骨肉腫と診断。 身体障害者になる自分を受け入れられないまま、手術で骨盤の1/3と中殿筋、小殿筋の一部を失った。 立ち方すらわからなくなった自分に震えが止まらない。 歩けない自分が悔しくて許せ

          受賞作品【ヤマムラメグミノエッセイ】#4 はじめてのひとり旅