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Shortショート"言葉の動機と恋愛のコミュニケーション"

コミュニケーションの取り方で人から何かを言われた時の受け取り方は大きく分けて2種類あると思っています

言葉をそのまま受け取る人
言葉の動機を考える人

2種類にはっきり分かれているのではなくグラデーションになっていると思っていて、当然動機を考える人の方がコミュニケーション力は高くなります ただし、それが正しければですが

例えば「今日晩ご飯なに?」と子供が親に聞いて来たとします

言葉をそのまま受け取る人はこれをただ晩ご飯が何か聞いてきているだけだと考えますが、動機を考える人は晩ご飯が何かによっては別の場所で食べて帰ろうとしてるのかもしれないと考えます

どちらが正しいか、もしくは他の正解があるのかは発言者によるのですが、言葉をそのまま受け取る人は言葉をそのまま発する事が多く、動機を考える人は先の事まで考えて言葉を発する事が多いです
なんでか、っていうのは長くなるので割愛します

なので、恋人が会う約束していた日に「今日は仕事が遅くなるから行けない」と言った場合、その恋人が普段から言葉をそのまま受け取る人であれば本当に仕事が遅くなるから行けないと言っている可能性が高く、普段から動機を考える人である場合は本当に仕事が遅くなる可能性もあった上で他の事情があって行けないと言っている可能性も上がるのです

これはコンテクストの一部です

コンテクストは文脈、背景、状況、共通認識などの事を指す言葉でいわゆる「暗黙の了解」の事です

実はこれが恋愛にもたらす影響は非常に大きく、正直社会生活の中でもトラブルの要因となっていると感じているのですが、しっかり書こうとするとブログぐらいの文字数になりそうなのでまたいずれ…

話しを戻しますがコンテクストの中の一部がこの動機についてなのですが、動機を考えてコミュニケーションを取れる人は観察力、洞察力、記憶力、記憶を呼び出す力、感情を感じ取る力、先を読む力、平均値を読む力、トレンドへのアンテナなど様々な能力が高いから動機を考えてコミュニケーションが取れるので、恋愛や復縁活動でも大変有効です
※多分モテる人が多いはず、察する事が出来るから
※出来ないとモテないとは言ってない

ですがこれについて残念な事が2つあって

1つは、動機を考えてコミュニケーションを取るタイプの人でもその精度が低いと逆にコミュニケーションエラーが起こるという事です

「彼が私との食事を断ったのは私を好きじゃないから会うのを回避するためだ」と考えた場合、そこまでの彼とのコミュニケーションや彼のタイプや彼の仕事についての知識など様々な事を加味してその上で正しければ合っている“かも”しれませんが、大抵の場合は認知の悪魔(過去のXやブログ参照)が絡んでいるので間違っている可能性も大いに高いです

今の例えは認知の悪魔という可能性がとても高いですが、それ以前に上記に書いた洞察力や記憶力など様々な能力のうちのどこかが苦手な場合も間違えやすくなります

全部の能力があまり高くないのに動機を考える癖だけあると間違えまくるのでコミュニケーションギャップが起こりまくると思います

2つめは、動機を考えてコミュニケーションを取るタイプの人と言葉をそのまま受け取る人がカップルや夫婦になるとコミュニケーションですれ違いが起きてうまくいかなくなる事です

本来はコンテクストの能力が高い人(これをハイコンテクストと言います)が低い人に合わせるしか手段が無いのですが、ハイコンテクストの人にとって本来説明しないで済むはずの説明をしなくてはならないのは非常に面倒なので最初のうちは頑張って説明しても段々慣れてくるとやらなくなって、そこからコミュニケーションと共に感情がすれ違いやすくなります

ハイコンテクスト同士であれば簡単な言葉で伝わるけど(例えば、『あれをあれしといて!』と言っただけで伝わるなど)、それが伝わらない場合には全ての説明が必要になるからという意味です

時々X(Twitter)で、相手の言ってる事が分からなかったとか「そんなの言ってくれなきゃわかるわけないじゃん」というポストを見かけますが、大抵の場合はこれが要因です

という事で、私は恋愛や復縁の相談を受ける時にご相談者様とお相手がどの程度コンテクストの能力があるかとそのバランスについても必ず考えます

しかし、コンテクスト力が似ているからといってうまくいくわけではないんですけどね(難しい)

ご自身の恋愛や復縁活動を振り返る時にこの部分も参考にしてみてください🐘

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