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マーケティング・経営基礎 Day1 QBハウス

QBハウスのケーススタディは、短時間で効率的なヘアカットを低価格で提供するビジネスモデルに焦点を当てています。彼らは予約不要で迅速なサービスを実現し、ビジネスマンや忙しい顧客層をターゲットにしています。このケースでは、QBハウスの価格戦略、市場での差別化、および競争上の課題について検討します。

Day1に学んだこと

  • 経営戦略の全体像を把握する(全社戦略ー事業戦略、経営理念・ビジョン)

  • 戦略策定を考えるための枠組み(フレームワーク)を知り、使えるようになる(市場分析、PEST、事業経済性、5F分析、セグメンテーション、ニーズ、KBF)

  • 業界KSF(Key Success Factor)と整合した個社戦略を把握する

個人的な洞察と学び

QBハウスのケーススタディを通じて、自身の現在の仕事環境と比較してみました。私の仕事は、顧客向けに情報システム部門の労働力を提供するもので、サービスの質と付加価値によって価格が決まります。この業界を取り巻く環境の変化は、以下のように考えました。

PEST分析

  1. 経済(Economic):

    • 人件費の上昇と外部委託費の増加は、コスト管理の重要性を浮き彫りにしています。

  2. 社会(Social):

    • 在宅勤務の希望者の増加と人選の困難さは、業務の柔軟性とリモートワークの適応を促しています。

  3. 技術(Technology):

    • AIの出現による人件費削減への期待は、技術革新への適応と新しいサービスモデルの検討を必要とします。

5つの力(Five Forces)分析

  1. 売り手の力(Suppliers):

    • 技術者単価の暗黙の了解により、顧客側の力は強いです。これは、価格交渉力のバランスを考える上で重要な要素です。

  2. 買い手の力(Buyers):

    • 一方で、人材供給側の外部会社は人不足や物価高により人件費上昇の傾向にあります。これは、サービスの価格設定に影響を与えます。

  3. 新規参入の脅威(New Entrants):

    • 新規参入業者は多くないものの、個人事業主や新しい会社による競争が存在します。

  4. 代替品の脅威(Substitutes):

    • AIによる単純作業の代替は、業務の自動化とコスト削減の可能性を示唆しています。

  5. 業界内の競争(Rivalry):

    • 大手コンサル会社やシステムベンダーとの競争は常にあり、差別化と専門性が成功の鍵となります。

ここでは、PEST分析と5F分析のみ記載していますが、自社業務の市場を定義して、業界KSFを検討し、業界KSFとの自社のギャップを考えていく必要があるということです。

QBハウスのケーススタディでは、経営戦略の策定に必要な内容や基本的なフレームワークを全体的に学ぶことができました。

参考資料・書籍

『ストーリーで学ぶマーケティングの基本ーーー 顧客視点で考える「買ってもらえる仕組み」の作り方』

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門ーーー仕事にすぐ活かせる10のフレームワーク』


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