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耳障りのいい言葉に囲まれる人生は、やっぱり詰まらない

イギリスの大女優、ヘレン・ミレンに似ていると言われた。
すでに73歳の彼女。

幾ら若い事に綺麗だったとしても
「私そんなに歳とってない!」
くらいにしか取れず少しも嬉しくなかった。

でもせっかくなので、検索して彼女の事を調べていたら
出るわ、出るわ、妖艶な魅力の彼女が。

そして、私は
「知性とゴージャスな空気を纏う」彼女に魅了されてしまった。

相手が思っている事を受取るのは、難しい。

発信者がちゃんと手渡したい物を、丁寧に受け渡そうとしても

こちらの咀嚼力が無ければちゃんと受け取る事も出来ない。


逆にシンプルに「可愛いとか、優しい」とかは、とてもたやすい。
いわゆる耳障りのいい言葉というやつだ。

だけど
「耳障りのいい言葉に囲まれる人生は、やっぱり詰まらない。」
と、私は思う。

結局は、どこで生きていきたいかだけの事。
もちろん特定の場所の事ではなくて
「どんな環境に身を置きたいか」なのだと思う。

自分の知らない自分を教えてくれたり
新しい何かを知るきっかけをくれたり。

会話の後から「もしかして、それは凄く褒め言葉だ」と気が付いた。

じんわり、地味に効いてくるサプリみたいに

私の心に深く届く出来事だった。

素敵な人に恵まれている人生は、愉しい。

私も、こんな会話を手渡せる自分を創っていきたいと思う。

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