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生まれてはじめての〇〇惚れ

突然ですが、
「あなたは魂が震えた経験、ありますか?」

僕はあります。


それは約2年前、、

一人カラオケの代わりにと、
やり始めたカラオケアプリ♪

そこで衝撃の出逢いがありました。

ある人の歌をふと耳にした瞬間、
魂が震えた感じがしたんです。

上手く表現できないけど、
言葉にするならそんな感じ。

好きって言葉じゃ、
とてもじゃないけど収まらない。。

なんていうか、
心の奥底からゾクゾクくるっていうか。


聴くたびに鳥肌が立ちます。

上手すぎて鳥肌が立つって感じではなくて、
好きすぎて鳥肌が立つ。


「なんだこの声、、好きすぎる。。」

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そう、
まさに『一目惚れ』ならぬ『一耳惚れ』
をしてしまったんです。

こんなことはもちろん生まれてはじめて。


気付いた時には、
「声が好きです」
とコメントを残していました。

コメントだけでは飽き足らず、
個人あてのメッセージも送りました。


「声が好きすぎてのメッセージ失礼します!」


ヤバいですよね。笑

一歩間違えればストーカーです。

でもその人は、
温かく受け入れてくれました。

そういうところにも、
どんどん惹かれていったんでしょう。

仲良くなるまでに、
そう時間はかかりませんでした。


「自分がまさか、
声でここまで人を好きになるなんて、、」


もちろんその人を知るにつれて、
人間性も好きになっていきましたが、
歌声を聴いた時点で僕は恋に落ちていました。

自分は声フェチではないし、
顔も知らない人のことを
ここまで好きになるなんて
思いもよらないことでした。


その人に出逢うことで、
自分の新たな一面を
どんどん知ることができたんです。


声だけで人を好きになれるということ、
顔を知らなくても好きになれるということ、、
あとは、、









僕は完全に舞い上がっていて、
「なんかこの人と結婚しそうな気がする。。」
とまで感じていました。

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まぁそれは9割方、
希望が入ってるんですが^^;


「結婚願望は特にないけど、この人となら。。」


まだ付き合ってもいないし、
出逢って一か月も経っていないにも関わらず
勝手にそんな風に思っていました。






しかしある日、
その想いはアフリカゾウに踏まれたかのように
粉々に打ち砕かれることになります。

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あるメッセージのやり取りの流れで、
「私、結婚してるんだ。。」
と言われました。


〇ショックとはまさにこのことです。


『ゾウが踏んでも壊れない』
といわれている時計とは違って、
僕の心はズタズタでした。

しかも子供までいることを知り、
泣いて、泣いて、泣きました。



「女々しいって?」


「女々しくて結構、
出逢ってからの時間の短さなんかも関係ない!」



僕にとっては、
そう思うほどまでに好きになった人でした。



プロ野球選手を目指し、
がんばろうと思っていた矢先、
選手生命が絶たれる怪我で
諦めざるを得なくなった。。

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例えるならそんな感じかな^^;



でも、
これは完全に僕のミスです。

結婚している影が見えなかったとはいえ、
早めに確認することもできたはず。

きっと、僕は確かめることが怖くて、
見て見ぬふりをしていたのかもしれない。。



と、
早めに確認することの
重要性に気付かされました。



「いや、でも待てよ。。
その期間があったからこそ
ここまで仲良くなれたんだ。。」



そう思うと、その期間でさえ
無駄なことは何一つなかったのかもしれません。



初めから結婚していることを知ってたら、
ここまで仲良くはなっていなかった。。
いや、ここまで好きになっていなかった。。



結婚している人だから、
家庭を壊す気はサラサラないし、
なにか形にすることはできないけど、、

僕はその人と出逢えたことで、
人を愛する喜びを本当の意味で知りました。


今までの恋は、
見返りを求めてばかりのものだった。


もちろん
『見返りを全く求めてない』
といったら嘘になります。


ただ今回は、
別に『愛するだけでもいい』
と心の底から思えた。



相手は、自分のことを
人として好きでいてくれてるのはわかっている。
だけど。。







こういうような考えが
頭の中を駆け巡っていた時、

ふとどこかの誰かの
偉人の名言が目に飛び込んできた。


愛とは愛することだよ。
愛されることではないのだよ。
by 高村光太郎(日本の詩人・歌人・画家)



「僕はこの人の生まれ変わりだな。。
間違いない。笑」






ということで、
今回の恋は実っていないけど、
僕は今幸せです^^

こんなにも好きになれる人に出逢えたから。。


その人は、

『誰かを愛することはそれだけで素晴らしい』

ってことを、
その存在をもって、
僕に教えてくれたから。。




ありがとう。

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