見出し画像

大量の韓国料理とコーヒーと映画

最近入ってきた女の子。
わたしが初めて会うタイプの女の子だった。
モノクロの服が多めで、何よりも可愛い。
わたしとは結構真反対の子かと思っていた。

つい最近まで。

わたしが仲良くなりたいと下心見え見えの状態で、ご飯に誘った。
ノリノリでいいよって言ってくれたから、一安心。
彼女(姫とする)が仕事終わりのタイミングで梅田で待ち合わせ。
突然携帯電話の電波が悪くなりだして、ヒヤヒヤしながら待っていると、
お待たせーと可愛い声がした。

先日ルクアに行った際にわたしが見ることができなかった、
アクセサリーを一緒に物色し(こんなこと言ったらあれだけど、ペイとピッチャーと行ったときにはなんだか恥ずかしくて見に行きたいって言えなかった)、お目当ての店で、わたしっぽいものを見つけた。
姫も一緒にアクセサリーを見ていて、めちゃめちゃ似合うものがあったので、購入。
女の子と買い物をするの、わたしはとても好き。
あの、女の子だからこそできるテンションでの会話、とっても好き。

その後、バル地下へ向かい、韓国料理か海鮮の気分と
姫が言っていたので、韓国料理屋へ。
観光客や仕事終わりの人がたくさんいたのもあって、
並んでいた。
一瞬ならぶか迷ったのだが、他のお店を探す時間と手間を考えたら、
喋りながら待てるよねということで、待つことに。
15分くらい待っただろうか、店内に案内され、
一気にお腹が空いた。
何を隠そう、姫はアルコールアレルギーなので、
二人ともソフトドリンクをオーダー。
わたしもお酒はあまり得意ではないので、ちょうどよかった。
姫はかなり食べる方なので、(この家にいると世の中大食いしかいないと錯覚するからもはや驚かない)一気に8品ほど注文する。
あれよあれよとあっという間にテーブルが赤い料理で埋め尽くされる。

日本人向けの味付けにはなっているのだが、
辛い。
姫の手前、黙っていたが、辛い食べ物も得意ではない。
ちょっとずつつまみながら、辛いなーって思っていた。
辛いと量が食べられないのだ。
おっかなびっくり姫にも聞いてみた。
わたしも辛いの苦手なんだよね。
はて、なぜ私たちは韓国料理屋にいるのか。
って笑いながら、姫が話したかったことを聞く。

やりたいこと、悩んでること、などなど。
22歳で働いている女の子。
5個しか変わらないけれど、
経験してきたこともたくさんあることがわかり、
これから先、彼女の前にある未来の少しでも知ることができて
わたしはとても幸せになった。
姉の気分??

話は脱線するが、わたしには7歳下の弟がいる。
でも、仲良くはない。
お互いの話もしないし、干渉もしない。
でもお互いの誕生日はメッセージをやり取りするような関係。
彼はとても繊細な性格なので、
わたしの図太い性格が接すると壊れてしまいそうに感じることがあり、
中途半端な気持ちで話しかけることができない。
姉らしいことが何一つできないまま、弟は大人になった。
だから、ハウスに年下の子達がいると
ついつい構ってしまいたくなるのかもしれない。
余計なお世話だ。

さて、お腹がはち切れるまでキンパとトッポッキを詰め込み、
なんとかお店を出ると(誤解はしないでほしいのだが、美味しく食べた)
帰る先は一緒なので、スーパーで甘いものでも買おうかと話した。
梅田で美味しいスイーツはたくさんあるのだが、
夜カフェの気分ではなかった。
のんびりしたい気分だったので、スーパー。
こういうとき、帰る場所が一緒なのは嬉しいと話していた。

スーパーでケーキを買い、コーヒーを入れ、
家でゆっくりするためにつけたのは、こたつとテレビ。
映画の話になったので、
わたしがおすすめの「バーレスク」を一緒に見ることにした。
ガールズパワー全開の映画なので、元気がでた。
わたしの価値観、世界観を共有できた気がした。
歌とダンスと派手な衣装はいつだって元気にしてくれる。
わたしは挫けたときに観る映画と決めている。
何度だって立ち上がれることを教えてくれるのだ。

なんだかんだで波瀾万丈なわたしの人生。
これから何度挫けたって、歌って踊って乗り越えてみせると決めている。
わたしの選択を答えにできるのは誰でもなく、わたしだけだから。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?