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仕事中にプライベートの話を聞きたくない

今の会社はゆるい。これまでの、どの職場より、楽といえば楽。

しかし、そのゆるさって、独身労働者には適用されず、損をしている気分を味わうこともある。

今日は、いわゆる「子持ち様」のニュースが、彼らの話題であった。(知らない人はニュース検索してください。まあ、このネーミングもどうかと思っている)

彼らは、組織の構造的な問題もあるとはいえ、その根底には子どものいる既婚者に対する独身女性のねたみ、そねみがあるに違いないと結論づけており、イライラしたが、黙っていた。この話をしているのは子持ちの人たちで、結局、人間は自分の立場を強化する、甘やかすような言説を好むのだなと思う。

わたしが独身子なし女性だとわかっていて、よくそんな話をするよなとも思ったし、そこの配慮のない感じが一番ヤバいと思っている。

はあ、一刻も早くこの職場から去りたい。

独身労働者は、子どものいる人々に嫉妬しているのではなくて、子どもを理由に職場を抜ける人を批判すらできない状況に忸怩たる思いを抱えている人が大半だろう。正面切って、批判すれば、人格を疑われるのだから。そもそも、妻の職場にフリーライドしているケースが多すぎる。

もちろん、好きで早く帰るわけではない、心苦しい、と反論したいのはわかる。ただ、仕事の多くは職場にいること、そこで責任を負えるか否かが問われることだって多々あるではないか。

わたし自身、これまで子持ちの人々のカバーは散々やってきたが、礼を言われたこともないし、薄謝が支払われたこともないが、お互い様だと思って黙ってやってきた。まあ、やる気のない若手独身のカバーも散々やってきたから、単なる個人の問題で、子どもの有無は関係がないような気もする。

そもそも、仕事中に、人の家の話なぞ、聞きたくもないし、聞かれたくもない。子どもの話、そんなに聞きたくないよ、こっちは。話しても構わないけれど。

プライベートの話ができる職場ほど働きやすい、という話は聞いたこともあるが、正直なところ、別に聞きたくもないし、話したくもない。

レベルが低い職場だと思うが、結局、そこにいる自分のレベルが低いという結論になるので、黙っているしかない。たかが職場。偶発的な他人の寄せ集めで、何も期待してはいけない。

わたしは貝になりたい、というか、すでになっている。今日は何も話さなかったし、顔が強張って、ひきつったままだ。

そういえば昨日、読んだ『Chatter』という本には、心の声がうるさすぎると、人生を悪化させると書いてあった。確かにそう。同僚たちのおしゃべりなど無視をして、我関せずでいこう。そして、自分のひとり言も抑えないと、精神が持たなくなってしまう。

世の中には、家庭環境に恵まれず、自分の家庭を作るのも心底避けたいという人も少なくないことに、家庭環境に恵まれている人は、いつ気が付くのだろう。まあ、永遠に気付かないんだろうから、こちらが我慢するしかないのかな。

そして、家庭環境に恵まれなかった人たちは、親類縁者に頼ることもできないので、仕事を絶対にやめられない、というプレッシャーに晒されながら働いている。だから、誰かさんの尻拭いも、何も言わずにやっている。

勝手に何でもやればいいし、仕事を抜けてもいいから、変なところで優越感に浸らないでね、と言うことはできないので、ここで愚痴っている。

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!