レンネンカンプ
○ ヘルムート・ レンネンカンプ ( Helmut Rennenkampf )
恐らく、「走る戦士」、「戦場を駆ける」 の意。
または、「フェンスで囲まれた土地でレースをする人」
今回は本当にわからなすぎて、友人の力を借りました。
レンネンカンプは " Lennenkampf " じゃなくて、" Rennenkampf " だと思う!
恐らく帝国ロシアの騎兵大将である パウル・フォン・レンネンカンプ ( Paul von Rennenkampf ) が名付けの由来だと思うけれど、彼 " Павел Карлович Ренненкампф " っていうロシア語の名前も持っていて、「レンネンカンプ」がドイツ語とロシア語のどっちから来ているのか分からなかったから、ベラルーシ人の友人にメールを送って教えてもらいました。( 唐突にロシアの騎兵大将の名前送ってごめん (笑))
それによると、これはロシアの名前じゃないよとのこと。ロシア語に転写される前の名前は " Paul Georg Edler von Rennenkampff " で、ff と2つ子音が重なっているから違うらしい。
彼、レンネンカンプはエストニアのあたりに住んでいたバルト・ドイツ人の貴族階級の出身だとか。つんだかも…
この時点でやる気を無くしたのと、台風による停電で放置。
次の日あらためて調べてみると、そこで使用されていた言語は低地ドイツ語とロシア語。なんとかなるかも……!
さらに調べていくうちに、ドイツ、ニーダーザクセン州のブラウンシュバイクの北東、人口6000人の町 「クヴェル "quorum " 」にレンネンカンプ通りという極小さな通りを見つける。
よし、ドイツ語かも! でもそれ以上の情報はなし。
更に調査を続けて行くと、" Rennenkampff "のオリジナルは " Rennenkamp " だと見つける。
後はお馴染みの名前を分解して調べてみた。( これもrennnen の由来でかなり苦労した。なかなかオランダ語しか出てこなくて… )
Rennen : 古高ドイツ語 " rennan "
祖語ドイツ語 " *rannijaną " 「走る」、「レースをする」
kamp : 低地ドイツ語 「囲まれた」「フェンスで囲まれた」「垣根で囲まれた土地」「畑」
畑の側に住んでいた人を表している。
また、中低地ドイツ語の " kanpe " より、「戦士」「戦闘員」
kampf : 中高ドイツ語、古高ドイツ語 " kampf "
ラテン語の " campus "
もともとは「野原」を意味する言葉だったが、早くから高地ドイツ語で「戦い」の意で使われた。
今回ほど投げ出したいと思ったことはなかったわ…
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