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《ヨーロッパ紀行》オーデコロン発祥の地、ケルン①《ドイツ》

  1. はじまりは6年ぶりのパリから

さて、1本目でパリからはじまることになった経緯、今回の旅のスケジュールについて書いた。

が、パリは旅の後半に戻るため、最後にまとめることにする。

まずははじめてのドイツ旅について。

ケルンDay1

パリ・CDG空港発、ドイツ・デュッセルドルフ空港行き

ヨーロッパはフランスに数回、スペインやスウェーデンなどにも行ったが、ドイツは今回がはじめて。

しかも日本からではなくパリから飛行機で行くこと、フランクフルトやミュンヘンなどではなくデュッセルドルフに飛び、そこからケルンへ移動することなど、ケースとしては色々と特殊。

ドキドキの期待とざわざわの不安を抱えながら、再びCDG空港へと向かった。

新しくできたターミナル、ひとつひとつのデザインがかわいい!本当にここは空港?と思ってしまう。
お手洗いの洗面所すらかわいい。
飛行機に乗る前の腹ごしらえにラテ、キッシュ、サラダを。どれもとても美味しかったけれど、この組み合わせで3000円ほど…円安の恐ろしさを実感。


デュッセルドルフからケルンへ、至難の列車旅

飛行機に乗り1時間ほどで、デュッセルドルフ空港に到着。

Google マップで調べると、空港からケルンまでは乗り換え2回、1時間ほどでいけるという。

なーんだ簡単じゃん、そんな風に考えていた自分を恨みたい。

デュッセルドルフ空港から、デュッセルドルフ中央駅へ行く電車のホームまではスムーズだった。

しかし…どの列車に乗ったらいいのか、どのチケットを買ったらいいのかが全くわからない…券売機を見てもドイツ語が全く分からず、そうこうしているうちに電車が来ては去っていく。

近くにいた若い男性に聞くと、どのチケットを買ったらいいのか丁寧に教えてくれた上に、方面が一緒だからと、電車が到着すると手招きして教えてくれた。

勝手にドイツの方かと思っていたら彼はスペイン人のギタリストで、日本には行ったことがないけれど「ラーメンも寿司も大好きだよ」と笑顔で話してくれて、旅を楽しんでね、と去っていった。

やっと買えたチケットに感動…

デュッセルドルフ中央駅からケルン行きの電車もまったく分からず、インフォメーションとホームをひたすら往復し1時間彷徨ってからやっと乗車。

皆さんはお調べになってから行くことをおすすめします(行き当たりばったりすぎる)。

ヨーロッパでは花束を抱えて歩くひとをよく見かけた。これから誰かに渡すのか、誰かから渡されたのか。そんな前後の余白を考えてにっこりしてしまう。
列車からケルン大聖堂が見えた瞬間の感動といったら。照り付けていた太陽はいつの間にか夕陽に変わっていた。
駅を出ると一番に迎えてくれるケルン大聖堂。圧巻。
石畳の道を歩きながら、ホテルへ向かう。テラス席は大賑わい。

チェックインより先にビール

ケルンに到着した時点でへとへとだったものの、残すはホテルのチェックインのみ…

チェックイン時間の18時(閉まるのがあまりに早い)はとっくに過ぎているが、暗証番号は聞いているから大丈夫!と扉の暗証番号を入力する。

が、認証せず、開く気配がいない。

20パターンくらいで入力したけれど、どれも反応なし(もはやセキュリティ面が不安になる)。

貼り付けられている紙に記載されている電話番号にかけても出ない。ここまでくると何か怪しい…と思いGoogle マップでホテルの名前を入れると、数十キロ離れた場所に同じ名前のホテルがあることが判明。

現在ケルンに住んでいる方に聞くと、おそらくそちらのホテルではないか?とのこと。

大の字になりたい気持ちを抑えてもう一度マップを見ると、悲しいかな、泊まると思っていたホテルの近くでおすすめしていただいていたビアホールが近くにある。

喉はカラカラ、足もくたくた。もう考えるのをやめてとりあえずビールを飲もう、とスーツケースを引いてビアホールに向かう。

地ビールであるケルシュビールが楽しめる、ビアホール「Brauhaus Sion」
店内もテラスも満席!ここでビールを飲みながら待っていて、とビアカウンターに通される。無限に並ぶグラス、宙吊りの樽、忙しなく動く店員さん、ドイツの洗礼を受ける。
おじちゃん「フォト!フォト!フォト!」
救いの水ならぬビール、いただきます…!カラカラの身体に染みる〜…想像していたよりもスッキリとした飲み口でごくごく飲めてしまう。後々聞いたところドイツビールは地域ごとに多種多様のビールがあり(それはそうだ)、ケルシュビールは軽く、基本的にこの200mサイズで提供される。
ドイツ語のメニュー表、まったく読めない。グーグル翻訳があってよかった…
珍しい形のソーセージ、マッシュポテト(りんごのコンポート添え)、かぼちゃのスープ。どれもこっくり深いお味、でも塩辛すぎずビールとも合う。
バニラアイス添えのアップルパイ。しゃきしゃきのりんごがたっぷり。
このあとホテルに行き暗証番号は入力できたものの、入り口が隠れ過ぎていて分からず30分探し回るというハプニングも。近くにいた住人が「ホテルの入り口探してるの?そこだよ」と教えてくれてなんとか無事にチェックイン。長い一日だった…

ケルンDay2

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