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東京の美術館を巡る【10選】

アートの宝庫、東京。

高校生から10年以上美術館に通っている私が、お気に入りの美術館を10選しご紹介します(おまけで都外の美術館6選も!)。


・三菱一号館美術館 / 東京

展示作品とのタイアップメニューなども

過去に年パスを所持していたほど、東京で、というより日本で一番好きな美術館「三菱一号館美術館」。

元々は銀行だった建物を美術館にしており、作品を鑑賞しながらもその建築の美しさに毎度うっとりしてしまいます。所蔵品はルドンやロートレックなど豪華なのですが、企画展も印象派からナビ派、服飾や宝石などの幅広い内容。

併設されている「Cafe1894」もまた素晴らしくて、美術館には行かずにカフェでお茶するだけのときもあるくらい…!天井が高く、仄暗い店内は、異国に迷い込んだ気分にさせてくれます。

・アーティゾン美術館 / 東京

石橋財団ブリヂストン美術館がリニューアルオープンした「アーティゾン美術館」。

高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の4階から6階までの3フロアを贅沢に使用した館内は、内装ごと美しい空間。

所蔵作品は印象派から日本近代洋画、現代美術まで約3000点!
黒田清輝や藤田嗣治など日本近代美術の作品にはじまり、印象派の巨匠ルノワール、モネ、セザンヌ。ピカソやロダンまで幅広いコレクションの数々にこころ躍ります。

1階のカフェも素敵なので、鑑賞後に立ち寄ってみて。

・根津美術館 / 表参道

表参道駅から徒歩8分の場所にある「根津美術館」。

都心にあるとは思えないほど閑静で、緑であふれた空間の美術館。日本や東洋の古美術が多いので、いつもとは違った美術鑑賞が楽しめるのも素敵なポイント。

併設されているカフェは全面ガラス張りで、森林浴をしている気分でランチやお茶ができます。東京の喧騒から離れてひと息つきたいときにぜひ。

・Bunkamura ザ・ミュージアム / 渋谷

渋谷でのアート鑑賞におすすめなのが「Bunkamura ザ・ミュージアム」。

近代美術の展覧会を中心に、日本で紹介されることが少なかった作家にスポットを当てた企画展が多く、最先端のまち渋谷ならではのチョイス。

私は学生時代にBunkamuraで写真家ソール・ライターを知り、ソール・ライターとBunkamuraザ・ミュージアムの虜に。フランス絵画の展示が多いところも好きで、場所柄ふらりと立ち寄っては癒されている美術館です。

・国立新美術館 / 六本木

六本木の「国立新美術館」は、東京の美術館として思い浮かべる方も多いのでは?

黒川紀章氏による特徴的な設計の建築は、来るたびに「ああ美術館に来たな〜」という気持ちにさせられます。

独創的で最先端な展示はもちろん、定期的に開かれる美術学生たちの卒展や、アニメ漫画作品の企画展など、行くたびに新たな発見が。宙に浮いているような円形のカフェ「サロン・ド・テ ロンド」でコラボメニューをいただくと、最高の展示体験になります。

・21_21 DESIGN SIGHT / 六本木

安藤忠雄設計の建築がスタイリッシュな、六本木ミッドタウン内のデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」。

「デザインを通して世界を見る場所」として、創立者の三宅一生、佐藤卓、深澤直人と3名のデザイナーがディレクターとなり企画している展示は、デザインや建築のみならず家具やプロダクトなどユニークなものばかり!

規模感もほどよいので、ミッドタウンでのショッピング後や国立新美術館とセットで訪れるのもおすすめです◎

・国立西洋美術館 / 上野

ル・コルビュジエによる建築が世界遺産にも登録されている「国立西洋美術館」。

「松方コレクション」をメインに、ルネサンスから20世紀半ばまでの西洋絵画、彫刻、版画などを所蔵しており、西洋美術ファンにはよだれものの作品ばかり!

モネやルノワールといった印象派や、ロダンの彫刻など、西洋美術入門にはぴったりの美術館です。企画展はもちろん、実は常設展もとびきり豪華なのでお忘れなきよう…

・東京都現代美術館 / 清澄白河

絵画、彫刻、ファッション、建築デザインなど、幅広く現代美術の展覧会を開催する「東京都現代美術館」。

美術館や芸術鑑賞というと平面の絵画を思い浮かべがちですが、東京都現代美術館では絵画の枠にとらわれない作品が展示されているのでわくわくするのです…!

私が行ったなかでときめいたのは、プルーヴェが手がけたオリジナルの家具や建築物の展示「ジャン・プルーヴェ展」と、衣服と写真が1000点以上展示された「クリスチャン・ディオール展」。

絵画とはまた異なる展示方法で、よりアートが日常に近く感じられました。

・東京都庭園美術館 / 目黒

アール・デコ様式の旧朝香宮邸と、緑ゆたかな庭園で展覧会が楽しめる「東京都庭園美術館」。

私がはじめて行ったのは、年に一度開催されている「建物公開展」。

フランスの室内装飾家、アンリ・ラパンが担当した本館や、アール・デコを代表する作家ルネ・ラリックの作品など、建築と装飾と作品を丸ごと楽しめる展示なので、初回はぜひ「建物公開展」をおすすめします。

併設されている「Cafe TEIEN」は、テラス席で庭園を眺めながらお茶ができる最高のカフェ…何度でも通いたい美術館です。

・ワタリウム美術館 / 渋谷

今回ご紹介した中でもレアな、現代アートの私設美術館「ワタリウム美術館」。

外苑前からのキラー通りの坂にあり、まずその独特な建築に目を奪われるのですが…館内もふしぎな形をしており、その歪さが現代アートと相性がぴったりなのです。

年に4回変わる個性的な企画展はもちろん、併設されたアートショップも魅力の美術館。スタイリッシュなアートに触れたいときにぜひ!

▼東京外のお気に入り美術館6選

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