【まくら✖ざぶとん】🈞『風物詩人・〈平和爆弾〉』

夏の終わり、戦争と平和のかなしみとよろこびを花火の風流にあそばせて。

〈平和爆弾〉
終戦記念日の季節柄
住宅街まで響き渡るは銃声にも似た爆撃音

毛布をかぶって耳をふさぐか/
カーテン開けて耳をすますか


ヒュルルと打ち上がった弾道は 
火焔爆弾/華炎花火
ドーーンと 戦火/閃花 が散った爆発に
声なき悲鳴/声上げ喝采

戦地では誰かが目を潤ませ/平時なら誰もが目を輝かせ
果敢なきかな、儚きかな
線香のようにこときれる命/閃光の瞬きにこみあげる気持ち

傍らには家族や恋人
距離や月日を隔てようとも 
この人があの光の色彩を
もう見ないですみますように/ずっと観ていかれますように

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!