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メルボルン空港から救急にかかって地獄をみた話①救急車

現在、朝の7時36分…

メルボルンのとある緊急待合室から
このnoteを書いています。

自分が倒れたわけではなく
いっしょにいた人が風邪のような
インフルのような、
悪寒や風邪が止まらないということで
付き添いで病院にやって来たのです。

ことが発生したのはメルボルン空港。
20時30分頃。

シドニーからの飛行機に乗ったところ
どうも悪寒が異常ということで到着ゲートを見張りをしていたスタッフに声をかけて
医療チームを呼んでもらいました。

待つこと10分ほど…

「救急車よびますか?
 困ったら手伝うよ、
 僕らになおす権利はないけどね」

来たのは 
応急処置キットを片手にぶら下げたスタッフひとり…

最終的に救急車を呼んでくれたけど
スタッフの質問をリピートして私に聞いてきます。
「震えはある?」
「吐き気はある?」
「痛みはある?」

この辺の単語は曖昧だったものの
緊急事態だからか耳が覚醒していて
応答できました。
(でも医療系の単語覚えておこうと思いました)

オーストラリアの救急車は
驚くほど高いのですが(16万)大事なのは人命。

お金は仕方ないか…と腹を括っていたところ
どこからともなく2人目のスタッフがやってきて

「この患者さん、意識ありますよね?」
「血とか吐いてないですよね?」

頼もしく健康事項のチェックかと思いきや
「あのーオーストラリアの救急車、
 高いのわかってます?払えます?
 ほんとに重症です…?」

「救急病院ってのもあるから…」

と救急車が来るまでにとにかく
病院行けと言いたい模様。

まあ、たしかに意識はあるけど
すっごく寒そうではある

病院の方がいい?早い?

そんなことを聞くと
「まあそこはあなたの判断に任せるけど」

「でも救急車は高いよ?いいのね?
 病院という手もあるよ?」

となかなかしぶとい

金欠学生と思われてるんだろなと思いつつ…
(ほんとは社会人)

結果私たちはタクシーで病院の救急へ向かうことに。

ところがいざタクシーに乗って、
医療チームに教わった最寄り病院へ出発しようとしてたところ、入れ違いで救急車から連絡がきました。

日本だと電話すると
その場で決定してすぐさま駆けつけてくれますが
どうやら一度向こうが症状を加味して病院を決めて
出発間際に確認をくれる形になっている模様…

電話をでて、
「タクシーで病院へ行くので
 救急車は不要でした!ごめんなさい!」
と伝えたところ
「え、どこ行くんですか?教えてください」
と、病院を聞かれました。

忙しいだろうに親切。
オージーの温かみを感じました。

ただ単に一度受け付けた患者を追跡するためっぽくもありましたが、この担当者さんが
「そこの病院やってないよ!こっち行きな!」
と親切に空港から行けて営業中の病院を紹介してくれたのです。

医療チーム、私がググってだした病院で
「やってると思う!行ってみ!」って言ってたけど
いま覚えばとんだ無責任だな…

ありがとう電話の向こうの救急スタッフ…

ここまでで既に到着から1時間ほど。
体調不良の人からしたらホント、
早くしてくれ…と言う時間になってきました。

ただ地獄はここからでした…

後半につづく…

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