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都落ちニキの本棚は村上春樹しかない

こんばんは、都落ちニキです。

今日はお仕事がお休みだったので、朝からクラウドワークスの案件をこなしていました。
どっと目が疲れたな。

noteを書いていくのはすごく楽しいこと。
だから、本来noteを始めた目的であった副業記録だとか、そういうのは置いておいて、書きたいことを書く。

敬称は略しますね。

【僕の本棚】

去年まではそれなりに色んな作家の、色んなジャンルの本をたくさん所有していましたけど、都落ちを機にほとんど全てを売りに出しました。

城之内死すばりのネタバレをかましたタイトルからお分かりの通り、今の僕の本棚には村上春樹の本しか残っていません。他はもう読まないと思ったから。

非常に殺風景ではありますが、
「特定の思想に偏った」
「所有主がどんな奴かすぐに分かる」
この本棚を、僕はとても気に入っています。

ここでいう思想っていうのは、もちろん右だとか左だとか、西だとか東だとか、そういうのではありません。
村上春樹作品の登場人物の生き方に多少なりとも憧れ、ちょっとイタイことも経験したという意味合いです。

もし、僕の文章を読んで、なんとなく村上春樹の風味を感じられた方がいらっしゃれば、それはそれは熱心な村上春樹の読者なんだろうと察します。
すみません、思想がちょっと偏りすぎました。

【僕における読書という行為について】

僕は高校生の終わりか大学生の始まりのあたりから、村上春樹の本を読むようになりました。
小説、エッセイ、対談、ジャンルは問わず、ほぼ全ての作品を読んでいて、気に入った本は何周もしているほどに。

もともと小学生の頃から読書自体は好きで、同世代の人たちに比べれば、かなりの読書習慣の持ち主だったとは思います。

それこそ、
司馬遼太郎のおかげで日本史の成績が上がったり、
深夜特急に感化されて海外一人旅に出かけたり、
ドラマ経由でミステリーものを漁ったり、
三次元なんてクソだと思って御坂美琴に恋に落ちたり、
恋愛小説に影響され彼女を作ろうと合コンに行ったり。

僕の人生の言動には、本から学んだことや影響されたポイントが少なからずありました。

【村上春樹中毒】 

そんな感じの読書人生を歩んできた僕なのに、なんで今、本棚に村上春樹しかないのでしょうか。

僕なりに考えてみると、色々理由はあるけれども、

彼の作品の主人公達が、読者にとって、ギリギリ自分にも届きそうで、でも届かないから、憧れ続ける

からではないかと、表現してみました。

僕は、ホテルの受付の女の子をナンパする勇気もなければ、名前も知らない双子の女の子を居候させたこともない。

飲酒運転もしたことなければ、夢の中の図書館があるわけでもなく、対岸の住宅地の豪邸なんてものもない。


けど、現実で考えて、ギリ届きそう。
少なくとも、ナンパはしたことあるし、名前も知らない女の子と一晩を共にしたことくらいはある(双子ではないけど)。

そういう設定が、もしかすると、僕の中に響いているんだろうと思えてきます。
そして、どの主人公も弱さを抱えながらも、強く振る舞っていて、かっこいい。
ゆるいかっこよさを持っている。

【アンチに向けて】

村上春樹がきらい!とか、読めない!とかいう人にたまにお会いします。今からその人達に対して、ぼくが思ってることいいますね。

「性描写が…」
→まあわかる。ぼちぼちきもいよね。けど、あれがええねん。

「ちょっとあのキザな感じが無理」
→まあわかる。あんなん現実にいたら草生えてまう。

「難しくて読めな〜い」
→たいして読んだことねえだろう。

「非現実、ファンタジーすぎて無理」
→そういう人はエッセイとか旅行記から読んでみてほしいな。小説とは違う。だれにでも読みやすいように書いてる。

「ハルキストが無理」
→わかる。けどどの業界にも一定数いるよね、ああいうの。てかメディアが悪いだろ。

「ノーベル賞とらないの?」
→一回読んでみてほしい。むしろなんで村上春樹がノーベル賞候補に上がっているのか、そもそも疑問。
どれだけ世界で発行されてるからと言って、ちょっと無理があるように思える。
村上春樹本人も、文壇だとか賞だとかについては幾度となくこだわりがないと言ってるので、誤解しないでね。


だいたいこんなところでしょうか。
たぶん、村上春樹を好きな人からすると、人生で一回は言われたことありますよね。

けど、そんなかれの作品が、僕たち私たちは大好きなのです。これからも読み続けるし、人生の色んな局面で読み返すんだろうな。

【この記事の終わりに】


今回は僕の好きな村上春樹さんについて語ってみました。
起承転結とか特にない文章ですが、たまに思ってしまうあれこれについて吐露できた気がします。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。そして、アンチの皆様も、是非とも村上作品を、正しい入り口から見てみてください。

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