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働きながら海外MBA|凡人のグローバル・キャリア戦略

このマガジンでは、「26歳までパスポートも持っていなかった純ドメ田舎モノがグローバルキャリアを歩むまで」というテーマで記事を書いています。海外で働いたり、英語や中国語を使って働いたりすることを将来の選択肢として考えている方の参考やモチベーションになればと思い、自分の経験をご紹介したいと思います。

私は2018年にフルタイムの会社員として働きながら豪州Bond大学MBAのオンラインプログラムを卒業しました。今回はこのオンラインプログラムを選んだ経緯やプログラムの特徴、そこで得たものなどもご紹介します。

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オンラインMBAを選んだ経緯

Bond大学のキャンパス

前回の記事で書かせていただいた通り、私はアジアの大学へ留学してMBAを取得することを計画していました。ただ、当時社内で海外駐在の話が出たため、退職は中止してオンラインの形で学べる方法を探したのです(その時は結局海外駐在には行けなかたのですが)。

その時出会ったのが、オーストラリアのBond大学MBAプログラムでした。オンラインで学びながら、オーストラリアの大学の学位が取れるという点で魅力を感じ、ここに飛び込んでみることにしたのです。

豪州Bond大学MBAプログラム

このプログラムは、元マッキンゼー日本支社の社長を務められた大前研一氏を学長とするビジネスブレークスルー経営大学院と、オーストラリアの私立Bond大学とのコラボコースです。修了すると、Bond大学の正式な経営学修士(MBA)の学位を授与されます。

オンラインコースではあるので、パートタイムのコース。フルタイムで働きながら受講している方が、自分も含めほとんどだったと思います。

約40%の授業は日本語、60%は英語の授業。基本的には、事業戦略、マーケティングや組織行動論など、日本のマーケットや組織文化の深い理解を必要とするものは日本語で。逆に、会計、ファイナンス、統計学、経済学など、世界共通で定量的なものは英語で学ぶこととなります。(2018年からは英語オンリーのコースも新設されたようです)

学べること

グローバルMBAのコースなので、学ぶ分野は他のMBAと大きくは変わらないはずです。事業戦略、マーケティング、組織行動論、リーダーシップ、会計、ファイナンス、経済学、統計学など。
そして、もちろんMBAなので、「勉強」といっても受験勉強のように問題を解き続けたり単語を暗記したりするような勉強ではありません。エアキャンパスと呼ばれるSNSのようなツールを使って、受講生や講師の方とディスカッションをしたり、個人レポート、グループレポート、WEBテスト、論述テストなどで、単位の取得を目指します。

授業は映像授業と、ライブ授業がありましたが、ライブ授業は必須出席であることはほぼなく、自分の空いた時間に録画授業を見て、上記のディスカッションやレポートに取り組むことになります。
グループレポートでは、受講生同士でスカイプやFacebookを使ってディスカッションして作り上げます。オンラインといえども意外と学生同士のつながりがありました。

このプログラムでは、卒業までに最低2回、オーストラリア現地のプログラム(1回あたり約1週間)に参加する必要があります。実際に私ももこのボンド大学で学びました。ネゴシエーションの授業など、プログラム自体はハードでしたが、美しく壮大なキャンパスで学べた経験は最高でした。

入学要件

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2,726字

¥ 300

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