風木 愁 -Syu Kazaki-
心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
日々の生活の中で、詩や小説とは違うなってものをこちらに。自炊料理が主になります。
階段から始まる怪談。この世とあの世の境界で生きる意味を探す。蛇のように細く、長く綴っていきたい一作です。
詩・長編小説と同時進行で書き綴る、何と呼べばいいか分からないものたち。此処に残ったものは、何時か必ず武器に為る。
悩める2人の不登校少年と、その2人を3年間担任した1人の若い熱血教師の物語。「青春とは何か?」という問に対して、3人は答えを見つけることが出来るだろうか。
春を置き去りにした夏が 置いていかれた春に追いつかれた そんな気がした数時間だった ブリー…
薄明るい沼の底から 膝を抱えて空を見る 雀が一羽、空の彼方を 燕が三羽、水面の際を 足首に…
白い吐息が流れる空へと 「よろしくね」を放った 季節外れの楓の造花 ひらひら揺れていた 凍…
傷跡にkissを 忘れないように
「without you I can live.」 それはなんと逞しくて それはなんと寂しいな 「without you I …
単純な一言 「必要」 そのひとことがもらえるだけで ぼくはいきていたいって思えるんだ
夜蜘蛛は殺せ。 数年前に他界した祖母の言葉である。これは地域によって異なり、私が住む…
胸の中で靄靄していたそれを 声に出して形作ってしまった 目を背けていたそれは熱を帯び 激し…
列車が三十分遅れた霧の朝だった 夜街に戻るとまた 薄ら霧が道を覆う 貴方の世界に私がいら…
燃料切れのオイルライター 月が綺麗ですね。 呟く先には誰も居ない 泡 夢 うたかた 月が片眼…
観客もいない 合の手もいない 今宵の家路は踊りませう 消灯したミラーボール 流星のシンセサ…
表題の通りです。 今まで言葉を綴る時、(こういったものを主軸に私が理想とする言葉を使…
静かに激しい残響が脳内で爆音を立てた メタリックグリーンの小柄な体躯に 力強いエンジンを…
俯きすやすや眠って下車 黒い銀色の空を見上げて 少し元気になったなぁと 紫煙を吹き上げまた…