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産科フィスチュラと患者さんの支援について


産科フィスチュラをご存知ですか。
産科フィスチュラとは:
膣、直腸、膀胱、腹腔、子宮など、産科に関連するいずれかの器官がつながったり、孔(穴)があくことによっておこる女性の疾患で、慢性的失禁などを伴うことが多い。難産や、適切な産科ケアを伴わない出産・人工妊娠中絶、女性性器切除、性感染症などにより生じる。慢性的失禁などのため、患者は社会的疎外や差別を受けることが多い。膣ろう孔とも産科ろう孔とも呼ばれる。日本でも明治時代ころまでにはあったとされる疾病。 (UNFPA HP https://tokyo.unfpa.org/ja/glossary#glossary-content-6

ニジェールには、数多くの産科フィスチュラ患者さんがいます。産科フィスチュラに陥ったことで、コミュニティの中で差別されたり、夫から離縁されたり、夫の実家を追い出されて一人で生きていかなければならないこともあります。

私は2009年から2011年までJICA海外協力隊として西アフリカニジェール共和国の首都ニアメ、地方都市ザンデールにて産科フィスチュラ患者さんを支援する活動を立ち上げ、行っていました。

残念ながら、治安の悪化により、現在個人として、またGender&Diversity Lab Melatiして直接現地で患者さんの支援を行うことはできません。そのため、現地で活動しているYau da Gobe という団体を通して、引き続き患者さんの支援を行っています。今後もYau da Gobeを応援していきます。


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