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ピアノと私。

小さい頃からピアノの音が好きだった私。


ピアノのことを意識し出したのは、小4のときだったと思います。
音楽の授業でオルガンのレッスンがあったんですが、そのときにすらすらっと弾いているクラスメイトがいて

「わー!すごーい!!」

と感激したのを憶えています。

その子の家にはアップライトのピアノがあって、うらやましかったです。

私の実家には安物のキーボードはあったんですが、経済的に本物のピアノを買えるような余裕はなかったので、私にとってピアノは憧れの遠い存在でした。


当時仲の良かった同級生(同じマイケル・ジャクソンのファンだった)がピアノ教室に通っていたんですが、何かの拍子でその子のピアノレッスンを見学することになりました。

小5の終わりの週か、小6に上がる前の春休みだったか記憶は定かですが、小6に上がる前のことです。

ピアノ教室に通うことなんて、夢のまた夢。

毎月ピアノレッスン代を払うような経済的な余裕はないことは知っていたので、ただ友達のレッスンを見に行くだけ。

そんな軽い気持ちでした。


それがレッスンを見学してからドキドキが収まらなくて、かなり興奮気味だった私。

友達と先生にもそれが伝わったのか、ピアノのレッスンを勧められました。

家に帰る途中、ピアノ教室に通いたい気持ちと、でもそんな無理なことお願いできないなー。。と親に遠慮する気持ちがぐるぐる頭の中を巡っていました。


でもピアノ教室に通いたい気持ちでいっぱいで、抑えきれなくなりました。


ダメ元で聞くだけ聞いてみよう。

と勇気を振り絞って、母に聞いてみました。

正直、何と言ったのかは憶えていません。

きっとそのときの私の目は真剣で、本気でピアノ教室に通いたいという真っ直ぐな気持ちを母にぶつけたと思います。

何度か言葉を交わしながら、最終的にその熱い気持ちが伝わったのか、母が出した答えはこうでした。


「ピアノは買えないけど、それでもレッスン受けられるんだったら。」


と、つまり答えは、YES。


!!!!!!!!!!!!!

信じられない気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

それで私のピアノ生活がはじまったのです。

小6に上がったはじめの週のことです。

レッスンはもちろん楽しかったです。

家でも毎日練習していたし、何よりも弾いていて楽しかった。


だんだんと難しい曲になると、高音と低音のキーが足りなくて、空中で弾いたり(笑)キーボードでピアノ曲を練習したことがある人には、あるあるネタかな。

中学生に上がって、迷わず吹奏楽部に入ったんですが(音楽好きだし)ピアノの楽譜で楽譜に見慣れていたこともあって、楽譜を見慣れていない部員と比べると、楽譜に全く抵抗なかったです。毎日おたまじゃくし(楽譜の音符)に触れられてるのもうれしかったし。


学校内で毎年開催されたクラス対決の合唱コンクールでは、中学校3年間ピアノの伴奏を担当しました。


私が中学生のときは、まだ土曜日に学校があったので(土曜日は当たり前に学校があったのが、いつからか第1と第3土曜日だけに変わったのかの記憶が定かではない)授業がお昼前に終わる土曜日の部活前は、1時間のランチ休憩がありました。音楽室で他の部員たちとお弁当を食べてから時間が余るので、たまに音楽室にあるグランドピアノを弾いたり。でも人が見ている前で演奏するのが恥ずかしくて苦手だった私は、隣の合唱部が使っていた音楽室で誰もいないのを見計らってこっそり弾いていました。

当時弾いていた曲は、ピアノ教室で習っていたピアノ曲の他に、合唱コンクールや音楽の時間に歌う曲のピアノ伴奏が主だったと思います。歌の伴奏もけっこう弾きごたえがあって弾いていて楽しかったです。

家の安物キーボードで毎日弾いていたんですが、楽しくなると何時間も弾いていました。あと10分だけ!が、あともう1曲!になって、間違えたままでは終われないから間違ったところを練習して、それから全体を通して弾いて。。。と時間を忘れて夢中になってしまって、気づいたら、こんな時間!となることが多かったです。


中3になって、相変わらずピアノ教室には通っていて、家の安物キーボードで練習していたんですが、1学期の終わりに近づいてきて、ある日母に言われたんです。


「受験勉強もしないでピアノばかりで。。。受験終わるまでピアノ教室行くのは辞めなさい。」


中3になると受験勉強がありますよねー。。確かにあまり勉強してなかった。。。(汗)


ということで、受験に落ちるのも嫌だったし、ピアノレッスンを一度辞めることにしました。高校に入ってからでも通えるしね。


その後、無事志望校に入ることもできて高校生活がはじまったんですが、ピアノ教室に通いたいという気持ちは薄れていました。


ピアノ教室に通っていない間に、自分で買ったポップ音楽の楽譜を弾いたり、ピアノ教室から指定された楽譜ではなくて、自分で選んだ好きな曲の楽譜を弾く楽しさを覚えたからです。


もちろんテクニカル的には、ピアノ教室に小さいときから長年通っている人には劣るんですが、楽譜が読めるのでいろんな曲を弾いて楽しんでいました。

高1のときにバイトして貯めたお金で初めて電子ピアノを買いました。セール品でかなり安くなっていたんです。3万円台くらいだったかなー。値段はうろ覚えですが。キーの数がピアノと同じで、タッチは安物キーボードよりは若干重く、強弱がつけられて、べダル付き。私には十分贅沢品でした。とてもうれしかったのを憶えています。

高校時代は、大好きなクイーンの曲のピアノ伴奏や好きな洋楽やポピュラー音楽の曲や大好きなクラッシック音楽のピアノ曲などを弾いて楽しんでいました。

高校を卒業してから、親戚のいらなくなった古いアップライトピアノを譲り受けました。40年以上前のピアノで、音が出ないキーが数個あったり、ピアノもタッチもわりと軽めでした。

音もあまりよくなかったんですが、家族がいないときを狙って何時間も弾くこともありました。一気に6時間とかもありましたよ。

でも居間にピアノがあったので、テレビを見たい家族から苦情がきたり(笑)、だんだんと弾く回数も減ってしまいました。


19歳のときに語学留学半年、それから数年後に2年半カレッジでアメリカに住んでいたときには、住んでいた家にピアノはなかったので、ピアノをほとんど触ることはなかったです。遊びに行った先にピアノがあったときに弾くことがあって、でも数えられる程度。


イギリスに移り住んでからも、家にピアノがなかったので、弾くのは夫の叔母宅にあるタッチの軽いアップライトピアノのみ。でも長いこと弾いてないで突然弾くので指があまり動かないし、恥ずかしくなって弾かなくなりました。


約10年ほど前だったでしょうか。

我が家に電子ピアノを迎え入れました。

誕生日プレゼントとして、夫に買ってもらったんです。


本物のピアノには劣るとは思うんですが、今まで私が所有していたピアノの中ではダントツ1位。音もタッチもいいし、とても気に入っています。


電子ピアノのいいところは、時間や周りを気にせず、いつでも好きなときに弾けることです。

ヘッドフォンをつけて弾くので1人の世界に入れるし、自分の指で奏でている大好きな曲との一体感がたまらないです。


最近はないけど、週末など明け方までぶっとうしで弾いていることもよくありました。


人前で演奏するのは今でも苦手だし、ピアノ教室に3年3ヶ月通って、それから独学でピアノを細々と続けてきた私が、実はピアノを弾いている動画をYouTube にアップしています。

動画をアップし出したのは、YouTube が出たばかりのとき。

長いブランクがあって、また2年ほど前から気まぐれでアップしています。

弾いている曲は私が大好きな曲ばかりです。

大好きなミュージシャンの曲のピアノ伴奏から、大好きなピアノ曲など。。

大好きなミュージシャンの曲のピアノ伴奏は、本当にピアノ伴奏だけです。
曲を知ってないと、聞いていてつまらないかもしれません。

でも私はピアノ伴奏のある曲を聴くと、そのピアノの音に耳がいってしまうので、自分で実際に弾いていて楽しいです。

自己満足の世界ですが。。。(笑)


次回に動画をアップしますね。

(このnoteをアップしたあとに、以下のリンクをシェアしました。つたない指使いですみません。。。)



以前、ピアノのことについて語ったnoteです。




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