noteでいろんな人の日記を読んでは自分も書いてみたいと思いつつ、会社と家の往復では皆さんのようにかけるネタもなく。

そんな私は旦那さんの転勤に伴い仕事を辞め、先週末にお引越し。新しい仕事を探すまでは束の間の専業主婦期間ができた。ぼーっとしていると自分が空っぽのように思えてくるので、ここに日記として残しておこうと思います。
特に何かあるわけではないけど、日々の自分の生活の足跡として。

3月15日(金)　

ちょうど1週間前。前の職場の最終出勤日で12時に出る予定が色々終わらず14時に皆に見送られながら会社を出る。色んなことがあって苦しかったけど、いい経験になったのかなと自分に言い聞かせる。
会社近くの公園で午後休を取った旦那さんと合流。「もう少しで出るから！」とlineを送ってから結局1時間も待たせてしまった。笑顔でお疲れ様と迎えてくれて、緊張していた心がぷつんと切れて涙が出てきた。
遅めのお昼とカフェでコーヒーとデザートまでしっかり食べて帰宅。そして休む暇なく引っ越し準備に取り掛かる。今思うとこの時の記憶があまりない。そのくらいもくもくと二人とも作業を進めていた。
博多最後の夜ご飯はピザクック。この家に引っ越した夜もピザだったから、あの家はピザで始まりピザで終えることになった。

3月16日(土)　

早起きして残っている作業に取り掛かる。
荷物出しは午後一だから、ラストスパートで布団などを片付ける。11時ごろに引っ越し準備が終わったので近くのカフェで軽くランチ。コーヒーがおいしいお店で、別店舗では一時期私も働いていた思い入れのあるお店。引っ越し先でもこーゆうお店見つけたいねって二人で話す。
時間になってどんどん荷物が運び出される。重たいものもひょいひょいと運んでいて、本当にプロだなあと手際の良さに見とれてしまう。荷物がなくなっていくのに、そんな時でも引越す実感がない私。ぼんやり、ふわふわした感覚。
荷物出しが終わってすっからかんになった家。ここで初めて旦那さんと同棲して、この家でプロポーズしてもらって、二人でインフルエンザになって、一緒にご飯作っておいしいもの食べて結婚して家族になって、たくさんの幸せな時間が詰まった部屋だった。半年しか住めなかったけど、好きな家だったな。いろんなことを思い出して少し目がじんわりした。

お部屋の掃除も終えたので駅に向かう。思ったよりも早く作業が終わったので手持無沙汰な二人。広場のイベントでたこ焼きを1つ買って二人で分けて食べる。とろとろタイプでおいしかった。それでも1時間くらい時間は余っていたので、駅の周りを1周したのちにモスバーガーに入りポテトを食べる。（食べてばっかり）ポテトを食べ終え、改札前でお見送りに来てくれたみんなと合流。旦那さんのお友達とその彼女さん、私の妹と私の友達。わざわざ来てくれてうれしかったけど、それでもなんだか引っ越す実感がない自分。新幹線に乗って夜ご飯の駅弁を二人で食べる。改めてこの日は食べてばっかりだったな。
名古屋駅について急いでホテルのお風呂に入って眠りにつく。
長い1日だった。名古屋に来てしまった。

3月17日(日)　

早起きしてホテルの朝食ビュッフェをしっかり楽しむ。ここのホテル3回目だけど、朝ごはんがとっても美味しいんだよね。
鍵の受け取りに行って新しい家に向かう。時間になって荷物が運び込まれる。結構時間かかるかなと思ったけど、2時間弱であっという間に終わる。
二人の引っ越しでこの荷物量だから、家族が増えたら相当大変だよね…と旦那さんと話す。
二人になってそれぞれ段ボールを開けて片づけを始める。しばらくして体調が悪くなった私は少しお昼寝させてもらった。旦那さん曰く私は死んだように静かに眠っていたらしく、心配だったと。しばらくして寝室をのぞくと寝返りを打っていたから生存確認はできたと話していた。
結局目が覚めたら2時間ほど寝ていた。片付けもあるのに快く寝かせてくれた旦那さんに感謝。（私を寝かせるために真っ先に寝床を整えていてくれた。もっと感謝。）
この日は近くのコンビニでご飯を買って家でのんびり食べる。セブンの鍋焼きうどんが疲れた体に染みた。

3月18日(月)

月火は旦那さんがお休みを取っていたので今日も一緒に過ごす。今までは電車移動がメインで車は必要なかったけど、引っ越し先は車移動がメイン。とはいえそんなすぐすぐに買うこともできないので契約していたレンタカーを受け取りに行く。車を受け取った後に電気屋さんにてエアコンとシーリングライトを購入。必要経費とはいえ家に車にお金がかかる。ドレスを着て前撮りをして結婚式をして新婚旅行に行っている人たちを尊敬する。尊敬というか、すごいなと、羨ましいなと。
車でうろうろした後お昼にモスバーガーに行く（また）。私はモスに行ったら必ずエビカツバーガーを頼んでしまう。次こそは冒険したい。
この日は風がめちゃくちゃ強くて、外の植木がすごくしなっていた。
午後は区役所にて手続きをする。平日で月曜日ということもあってか人がたくさんいた。役所の人も手続きやら対応やら大変そうだなと思いながら、旦那さんと一緒に待ち時間を過ごす。

3月19日(火)

朝一でエアコンをつけてくれるおじさんが来てくれた。家の様子を見て、2台あるから5時間はかかりますと言われる。まぁ多く見積もった時間を言ってくれているんだろうと思ったけど、ぴったり5時間後に作業が終わる。「やっぱりちょうど5時間でしたね！長年の勘でわかるんですよ～」とおじさんは快活に言って去っていった。プロの技を実感した午前中。おじさんに作業してもらっている間は私たちも荷物の片づけを進めていたので、あんなに大量にバリケードのようにあった段ボールも一気に片付いてしまった。
少し遅めのお昼を食べてから、道の予習ついでに車で旦那さんの新しい職場に向かう。片道1時間弱くらいかかるので、安全運転でちゃんと帰ってきてね。とうるさいくらい伝える。帰りにニトリによって必要なものを買い込む。一度家に荷物を置いてからサイゼリヤでエスカルゴデビューを果たした私。久々のサイゼ、やっぱり安くてびっくりする。

3月20日(水)

昨日部屋の片づけがあらかた終わったので、ゆっくりのんびりと起床。
新しい家は駅から少し離れているけど部屋の向きもよく、朝は明るい日差しがよく入る。
午後から私の愛車（自転車）を探しに行く。平日車は旦那さんが乗っているいるので、自転車がないと遠くまで行けない。そんないい自転車があるかいなと思って入店して3秒後に、あれです、恋愛でよく言う「ビビビ！」という出会いを果たした。かわいい薄緑色で、心の中でこの子を「そら豆号」と名付けようと思った。自転車屋さんを出てスーパーへ行く。新しいく行くスーパーはなんだかワクワクする。早めの帰宅、先にお風呂を済ませてから夕飯を食べて、明日の旦那さんの初出勤に備えて早めの就寝。

3月21日(木)

旦那さんの初出勤の日。5時半に一緒に起きて、旦那さんの朝ごはんの準備をする。「3月21日には向こうに出勤しないといけない」と先月言われてからあっという間にこの日が来たなあとぼんやり感じる。
旦那さんを見送ってから私も朝ご飯を食べる。この日はたまっていた洗濯掃除を午前中に済ませ、残っていた私の段ボールも片付けてしまった。
一通り家事を済ませて午前中が終わる。お昼を食べてぼんやりしてから、私の愛車、そら豆号を受け取りに行く。ほんのりくすんだ緑色だから、そら豆号。自転車を手に入れた私は風が吹き荒れる中少しだけ町を散策していった。引っ越し前は不安でいっぱいだったけど、意外と住みやすそうなところで安心。両親に散々住めば都だと言われてきたので、私も早くそう思えるようになりたい。
帰宅して洗濯物をたたんでから晩御飯づくり。肉じゃがは好きでもいつも人に作ってもらっていたので、先日買った新じゃがを使って肉じゃがを作る。夕方の地元ラジオは中日ドラゴンズの話題が多く、名古屋に来たことを再度実感する。
19時過ぎに旦那さん帰宅。無事に帰ってきてくれて一安心。なんでも初日は疲れるから、本当にお疲れさまとぎゅっと抱きつく。おいしい美味しいと言ってご飯を食べてくれ、私がやった家事に対しても感謝の言葉を言ってくれ、なんてできた旦那なんだ…としみじみと思う。
お風呂を済ませ、床に就く。

3月22日(金)

今日も5時半に起きて旦那さんの朝ごはんを準備し７時前には送り出す。今日から頑張るぞと昨日の夜は意気込んでいたにもかかわらず、この日の朝は体が重く。お見送りのあと少し2度寝をさせてもらった。
一通り家事を済ませてから、自分の職務経歴書を更新すべくパソコンを開く。コロナが流行りだした頃が社会人1年目でそれから4年がたったけど、この4年間で私は仕事も人生も大きく変わったなぁと振り返りながらしみじみ感じる。別に大きいことをしたわけではなく何なら転職回数も多いから、履歴書も職務経歴書もめちゃくちゃで。でも新しい仕事に就くたびに、職種は全く違えど今までの仕事の経験が生かされるからなんだか不思議。
これからはどんな仕事をしようかな。正社員で働きたいけど旦那さんの帰りもこれから遅くなることを考えるとなんだか悩ましい。これから子供のことも考えると、この時期に既婚で正社員希望で子供も考えている女性なんて社会からは嫌がられるんだろうな。じゃあパート？派遣社員？でも1馬力では生活できないような世の中だから頑張って正社員かな？
・・・
選択肢がありすぎて、女性はなぜこうもいろいろ考えないといけないのか、結局働いても家事育児は女性がメインになるじゃん、といろいろ一人で考えて勝手に嫌気がさしていた。
今日も旦那さんは笑顔で帰宅して一安心。
新しい環境で、本当にお疲れ様。

来週は外に出よう。
動かないと始まらないことは重々承知。
重たい心と腰を上げて、
新しい場所に足を踏み入れてみよう。