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ブエノスアイレス雑記2

 ブエノスアイレスに来て1カ月経ちました。ホテルからアパートに引っ越し、今週から仕事も始まり、いよいよ本格的に生活が始まっています。
 どこに行っても街歩きが大好き。まずは自分の足で歩いて目で見て様子を確かめ、楽しむのが私のやり方です。ここでもだいぶ歩き回り、街の様子、広さ、特徴など、少しずつわかってきました。
 今日はそんな街歩きの際、私が気をつけていることを書いてみます。(こちらに住んでいる日本の方々に各種アドバイスをいただいた集大成とお考えください)
1貴重品(現金など)の所持は最低限で
とにかくひったくりが多いのが、残念ながらこの国の特徴の一つです。いざ取られたとき、被害を最低限に抑えるため、常に少額のお金のみ持っています。ただし現金払いで生活しているので、いざ買いたいものがあっても「お金が足りない!」という事態もしばしば起きます。まあ、節約という意味では良いかもしれません。

2スマホ、PCは格好の獲物
街歩きに欠かせないGoogleマップ。もちろんスマホで見るしかないのですが、これが要注意。どこで誰が狙っているかわかりません。私は日本から古いMACと古いiphoneを持ってきたのですが、Apple製品は皆の憧れの的なので、人前では出さないようにと何人もに釘を刺されました。
ある時、MACを持ち歩き用のケースに入れて地下鉄に乗ろうとしたら、速攻止められました。「それ、パソコンってバレバレ!だめです」
買い物用のエコバッグを持っていたので、それを被せて持って難を逃れましたが、まだまだ甘い私。

こんなただのバッグです。

3敵は360度狙ってる
ひったくりはどこから来るかわかりません。せめてその確率を少しでも下げるため、「背中から狙われるのは防ぐ」のが鉄則です。具体的に言うと、リュックは背中ではなくお腹側で持つ、街中でやむなくスマホを出す時は、必ずどこかの壁に背を当てて立つ、地下鉄、バスでもできるだけ座ることで、背中を「空き状態」にしない、などです。
それと、道を歩くときは車道の近くは歩かない。オートバイが走ってきて鞄を取られることがあるからです。

4声をかけられてもほぼ完無視
街で私に声をかけてくる人がいますが、ほぼ完無視です。何か助けを求められても私にできることはあまりないし、そもそもほとんどが物乞いとか、よからぬことを企んで声をかけてくることが多いからです。
また、できるだけ声をかけられないようにサングラスは必帯。地下鉄の中でも周りと目を合わせないためにもサングラスをかけています。

これまで20以上の国と地域に行きましたが、ここの緊張感はあまり味わったことのないものです。
そんな危ないところなの?と驚かれるかもしれませんが、これはあくまで危ない目に遭わないための防御策です。街歩きを楽しむためにも、防御を固く。初夏の街は緑が青空に映えて本当に美しい。楽しまない手はありません。
それでは、今日も防御を固くして、行ってきます!

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