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美術館で旅をした【憧憬の地ブルターニュ展】

上野、国立西洋美術館で開催中の「憧憬の地ブルターニュ展」に行ってきました。

光こぼれる入口

実はワインで有名なブルゴーニュだと、開催直前まで勘違いしていました…

会場を入るとまず、ブルターニュの位置を把握するところから。

半島になっているんですね

モネ、ゴーガン、ドニなど多くの画家を魅了した場所、のちに黒田清輝など日本の画家達も憧れの「異郷」を目指す。

ブルターニュ地方のみに焦点をあてて、風景や人物、文化、宗教の絵画を通して、どれほど当時の画家達が魅せられたことか。

後半には実際に使用されたトランクも展示されていて、会場を出る際には、ブルターニュへ旅してきたかのような気分になりました。

タイトルにもある「憧憬」という言葉がぴったりで、各章ごとに壁の色と展示される絵画の雰囲気も変えていて、この展示会を構成された方、素晴らしい!と思いました。

いつものことながら、展覧会の感想を書くのに語彙力が足りず、苦戦しておりますが…

ブルターニュの風景

断崖絶壁の海、反対には森が広がる地形は画家にとって魅力的な景色だったことがとてもよくわかります。

モネも同じ海を見て違う表情を残していました。

荒れ模様の海
吸い込まれるようなブルーグリーン

土着の文化

古くから伝わる民俗儀式や生活もブルターニュを訪れる画家達には色鮮やかに映ったのでしょう。

華やかなパリとは全く違う風土に、ゴーガンが惹かれた理由がわかる絵画が多くありました。

ゴーガンの鮮やかな色

日本人画家が見たブルターニュ

日本人画家が描いたブルターニュは、モチーフも切り取りも西洋人と違う視点があり、興味深い。

久米桂一郎 林檎拾い
優しいタッチが印象的
小杉未醒 この屏風はインパクト大でした

驚いたのが、今回展示されている絵の多くは日本の美術館のものだったこと。

西洋美術館や大原美術館をはじめ、各地の美術館には素晴らしい作品をたくさん所蔵されていて、こうしてあるテーマを決めると、また違った角度で楽しめることを実感。

カレーの名店へ

美術館の後は、カレーの聖地、デリー上野店へ。
創業昭和31年だそうです!

スパイスの香りに食欲そそられながら、順番待ち。回転早いのに常に行列しているとは、人気の高さを改めて感じます。

象さんかわいい

さらさらカレーより、とろりんカレー派なので、コルマカレーをチョイス。

スペシャルカレーセット
お好きなカレー 
ラッサムスープ(トマトの酸味スパイススープ)
サラダ
ドリンク(生ビールも選べます)

とても満足度の高いセットです!

クセになるラッサムスープ

コルマカレーは辛さレベル5☆☆☆☆☆段階のレベル2★★☆☆☆。

玉ねぎの甘みと複雑なスパイスがどなたもお好きな味だと思います。

ごろっとじゃがいもと柔らか鶏肉も美味しいです。

真っ黒だけど間違いない美味しさ
コルマカレー

激辛さんにはカシミールカレーも人気とのこと。

書いているうちに、また食べたくなってきました。

美術館と、カレー屋さん。
上野で異国への旅を楽しめました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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