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夢だけが支えてた

「note」を始める前。まだ2020年が始まった頃。

日本に忍び寄る、新型肺炎の影。

しかし、そんなことは公に知らされず。今までどおりの日常を繰り返していた。

ダイヤモンドプリンセス号の悲劇を目の当たりにし、それが異常なものだと知り、やがてその影を身近にすることとなる。

人々の生活も、仕事も、すべてが変わってしまった2020年。

そんな中――

ちょっとだけ学生時代を思い返すことがあった。

まだ高校の頃、進路も仕事もイメージしていなかった頃である。自営業でもなかったし、働くことに無頓着すぎたと思う。だからといって、部活や受験勉強に注力していたのかも不明だが。

そんな高校時代と言えば、予備校ライフが楽しかったのを覚えている。ネットやSNSが普及している時代ではない。他校生と交流する機会は部活の試合程度だった。オープンなイベントである文化祭でも然り。そもそも、お化け屋敷で知り合いができるものか。

ということで、予備校での時間はとても貴重なものだった。クラスの輪が徐々に広まり、いろんな学校の人と話す機会が増えた。今でも交流のある友人もおり、余談だが彼とは「いつかエヴァを造りたい」と語り合った記憶がある。

そんな濃密な時間も、今となっては夢の跡。大学ライフは、あっという間だったし、特に書くこともない。

しかし、大学院へ進学してからの時間は、予備校時代と同じくらい充実していた。当時は働き方改革などないから、朝から晩まで、場合によっては夜通しで研究活動が続く。さすがに3日間ずっと実験室に閉じこもってると、記憶がぶっ飛んで、ふと気づくと目の前で記憶にないウサギがこっちを見てたりした。

話が長くなったが、夢というのは大きな原動力になる。

日々の時間を淡白に感じることが増えてきたからこそ、あの頃の濃密な時間が恋しくなるのかもしれない。

物心ついたころから、山根康広の曲をずっと聞いていたが、それについてはまた今度にでも。

栄光の月 追いかける Born in XX

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