自重

嘗ての活動の記録

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  • 壺セッション

    壷イメージの実践を記録しています。

  • アンチナタリズム(反出生主義)の考察

    アンチナタリズムについて自分の意見を整理し、啓発し、議論を行うことを目的としています。

最近の記事

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今日は、大学の常勤の仕事を退職される方の講義を聴きに行った。彼女はイメージの研究をしていた。 彼女がカウンセラー、相談員として精神的・心理的サポート業務を行う中で用いていた一つに「壺のイメージ」を使った療法がある。 彼女曰く、治療の中で一番大切なのは、「安全感を得ること、確保すること」。 そして、心を観察するだけに留まらず、イメージの世界の中でクライエント(=来談者=困ってる人)と一緒に働きかけ「イメージの世界をどう変えていけば、あなたは安心できる?」と問うていく。 この

    • 寂しさについての考え方

      知り合いに、先日東京へ一人旅をしにいったことを話した。その流れで、自分は一人旅が好きでよくやっていると伝えたら「一人旅って楽しい?」と訊かれた。 知り合い曰く「一人旅って無感情にならない?ほんとに無、っていうか、ワイワイ楽しいみたいなのがないと思うんだよね」と。 確かにそうである。当然ながら一人旅では、周囲と一緒に盛り上がってキャーキャーワイワイすることはできない。一人だから。 ただ、無感情かと言われるとそうではない。 自分の心のうちでしみじみと味わえる感情があると思

      • バービーの記事に対する所感-2021/12/06-2

        ごきげんよう。 別媒体で載せている記事をここにも載せたいと思います。お笑い芸人のバービーさんが、子どもを持つことに関して語ったニュース記事についてです。 --- かなり前に私が読んだバービーの記事を家族が発掘したようで,私に「この記事読んだ?」と話しかけてきました。 そこから少し記事について話をしたので,話の内容を織り交ぜつつ,私がこの記事を読んで思ったことについて書いていきたいと思います。 記事の概要 記事の中では,守るものができることに対する恐れや,何があっても

        • 肉を食わんというだけで-2021/12/06

          久しぶりの投稿です。 今日は自分が別媒体で載せている記事をここにも載せておこうと思い、noteを開きました。 自分の親戚の間では年始やお盆などによくBBQをやろうという話になります。 まあ普通の人にとっては「おおいいね」で終了する話なのですが,肉や魚,卵などを避けている私にとっては死活問題です。 だって,焼き肉屋に行って何を食べます?????焼き肉を食べない人が。 サイドメニューのクッパには卵黄が乗っている。 食えるのは野菜焼きと?わかめスープとか?わかめスープも

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          2021/01/17

          自分には「幸せになることはまやかしを見ることに繋がる」という固い信念のような考えがあった。正確には今もある。 このような考えを持つに至った経緯として、「幸せを謳歌できる人間は他者の苦しみに無理解であるばかりか、無意識のうちに他人を苦しめかねない」という人間関係上の学びがあった。 この学びを経て、自分は絶対に「彼ら」のような不躾な人間にはなってやるものかと肚の底から真剣に思ったのである。 その結果、今自分は(この記事を執筆できるくらいの時間的・経済的余裕などがあるとしても)

          2021/01/17

          2021/01/14

          学びは愉しい私は「できれば一生を大学・大学院での学びに費やしたい」と思う。 小中高と,さして勉強が好きではなかったし,高校時代に至っては勉強が嫌いとまで思っていた。 しかし大学に入学したら,世界が一変したのだ。 勿論自分の専攻したい分野について思い切り学べるというのも大学の魅力だろうが,私が一番喜んだのは,「大学に入学したら新しく学びたいことがどんどん見つかった」ということだ。 それは今までの自分であれば信じられないことだった。 私は大学時代に初めて勉強の愉しさを知っ

          2021/01/14

          親不知抜歯レポート

          ※2021/1/12追記しました※ ※2021/1/17追記しました※ ※2021/3/15追記しました※ 最近は手術が多い。 瞼に続いて,今度は下顎の親不知抜歯の手術をしたので,記録として残すことにした。 経緯親不知のせいかは分からないが,昔から歯並びが悪く,年齢を重ねるごとに奥歯に鈍い痛みも感じ始めた。 最寄りの口腔外科で一年おきくらいにレントゲンを撮った。最初のうちは根っこも生えておらず完全に埋没(歯茎に埋まっている状態)していたのが,時間の経過とともに歯茎

          親不知抜歯レポート

          逆睫毛の手術レポート

          ※12/15 ある程度期間が空いた後の状況について追記しました。 ※1/17 右目の一部の睫毛が戻っているような気がしたので診察に行きました。そのことについて追記しています。 ※3/15 追記しました 多忙の為久しぶりの投稿となってしまいました。 ここに書き起こすようなネタが見つからなかった、というのも長期不在の原因ではあります。今回いいネタが見つかったので、普段書かないジャンルですが読んでいただければと思います。 先日受けた逆睫毛の手術について、一週間を纏めてみま

          逆睫毛の手術レポート

          「母校の伝統に関する勝手な思索」―完全版

          ※この文章は,「母校の伝統に関する勝手な思索」と題して母校の関係者各位にばらまいた文章を,個人を特定されないように修正したうえで,保存の為投稿したものです。 なお,この文章における「リーダー」という文言は,「母校の運動会において三年生だけが就けるあの役職」を基本的に指しています。2020/5/27※ 2020/05/10 00:01 関わったこともない高校の先輩が,母校の伝統に関するnoteを書いているのを発見し,思わず「同士が居る」と思った。 正確に言うと,全ての意見

          「母校の伝統に関する勝手な思索」―完全版

          2020/05/11

          連日,母校の理不尽な伝統云々に関する意見交換が行われているようだ(自分も油を注いだ人間)。 ここ以外のSNSで喋っている部分が多いので,そちらからいくつか載せておきたいと思い日記のテーマにした。 まず,予想はしていたが,事の発端となったnote記事とその執筆者に対してある程度の批判が来たのを観測した。 その批判達からは,「出しゃばらずに黙って『思い出』を享受しろ,有難がれ」「過去の思い出を笑い話やポジティブな方面に消化できないのは幼い」といった信念が滲み出ているような気

          2020/05/11

          2020/05/10

          昔から学校教育の現場においては,常に何かしらのストーリー性が求められていたと思う。 音楽発表会の練習では散々生徒にダメ出ししておきながら,本番ではすごいすごいと持ち上げる教師。 小さな事で激怒し,皆で力を合わせて作った学級目標を油性ペンでグチャグチャにする教師。 運動会などの練習の時,息を合わせるかのように集団で怒り,練習場を去って,生徒たちに職員室や教室で謝らせるシチュエーションを作る教師達。 こんなものを乗り越えての本番,卒業など微塵も嬉しくないのである。 この

          2020/05/10

          セッション10 三つの壺

          壺です。 今回の壺は三つ。 一つ目はベージュ,二つ目は黒,三つ目は白の色をしている。 一つ目の壺の中には綺麗な花が生けられていた。 二つ目の壺の中には枯れ葉かゴミのようなものが少し溜まっており,そのそばに小さくて少しかわいいネズミがいた。 三つ目の壺の中には恐怖を煽るSE(効果音)をループで流し続けるラジカセがあった。 三つ目の壺に蓋をする。 今回は手短に。それでは。

          セッション10 三つの壺

          2020/04/24

          今日, 人間は誰かを観察することにより本能にとどまらない行動様式を獲得する そして 人間は合理主義をも超えてゆく存在である という考え方に触れました。 AIやロボットが生活を支え,世の中を満たしてゆく今,人間である我々はどういう部分がAI・ロボットと違うのか。 何が我々を人間たらしめているかを再認識し,「我々にしかできないこと」である教養・歴史・文化を大切にする心を養いたいと思うのでありました。 私の趣味の一つに,音楽を聴くことがあります。 生演奏の音源を聴くとき

          2020/04/24

          セッション9 三つの壺

          恒例の壺イメージである。 今回の壺は3つ。 一つ目は真紅の壺で,中には指輪がぎっしり入っていた。そしてどうやら中から神社で聴くような音楽が聞こえてくるようだ。 私は指輪を幾つか手に嵌め,楽しんだ。 二つ目の壺は真っ黒で,見るのに少し恐怖を感じた。中を覗くと無機質・無個性な人間の顔が取り付けられており(この表現が最も的確に思える),目があった。私は物凄く怖くなって離れた。 三つ目は白色で,中を覗くと目玉焼きが一つ,ジュージューと音を立てているのが見えた。暫く眺めていると

          セッション9 三つの壺

          2020/04/21

          自宅から出ない生活にもだいぶ慣れてきた。 暇なときには皆内省の沼に陥りがちである。私も例外ではない。 昨日の出来事について深く考える度に,つくづく私は 全ての人間や彼らの生命活動に辟易しているからこそ「この社会の持続」を望まないくせに,同時に「彼ら」がこれから悔い改め,理性的かつ知的になる可能性は一丁前に“ある”と思っているのだ。私も愈この自己矛盾に気づいたようだ。 しかし人間に期待しないとなると,他者を巻き込んで達成される自らの理想など叫びようもなくなってしまう。 シ

          2020/04/21

          2020/04/19

          自由と責任で釣り合う天秤責任を何ら負うことなくなにもかもを自由に動かせる時,人はそれを「自由」と表現し続けるのかについて私は興味があります。 勿論,責任ばかり負わされて実質的な自己効力感を齎さない作業をさせられている場合は,自由とは言えないでしょう。 新鮮で軟らかい脳を持った未成年の頃の我々は,身の回りの色んな理不尽に対して抗議する能力を持ちます。しかし,例えば自らが“静かながらも暴虐的な環境・風土”に置かれた場合には,その能力をうまく発揮できずに,そのうち,規範,常識,

          2020/04/19