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【NEET NOTE】#7 藤井道人監督作品に関するアレコレ等... - ユーセー

はじめに

はじめましての方にも、久しぶりの方にも、まずは挨拶を。

狂人改めユーセーです。

これまでのNEET NOTEでは自分語りや、デタラメばかり書いていたので、そろそろ別のアプローチを考えなくてはという現在です。

このはじめにだけで何百文字と書いてしまうと、「こいつ全然本題入らんじゃん」と思われそうなのですぐさま本題へいこうと思いますが、私達のpodcastラジオ【MEME SERVICE】の宣伝だけはさせて下さい。
尚、soundcloudでも聴けます。

気になるコンテンツがあれば是非聴いてみて下さい。

藤井道人監督作品の共通項

我々のpodcastラジオ【MEME DELIVERY】でヤクザと家族 the familyの感想、批評回を録ることが決まり、藤井道人監督の存在を知り、作品を数本見させていただきました。

見た作品4本(あらすじはそれぞれfilmarksから引用)

①ヤクザと家族 the family

ヤクザという生き方を選んだ男の壮大なヒューマンストーリー。 自暴自棄になっていた少年期にヤクザの世界へ足を踏み入れた男を中心に、暴対法によって変わっていった環境と共に1999年、2005年、2019年と3つの時代で見つめていく、一人の男とその【家族・ファミリー】の壮大な物語。

②青の帰り道

2008年の夏。7人は高校の同級生。未来に向かって夢を抱きながら卒業を迎える。歌手になる夢を抱き上京するカナ。家族とそりが合わないキリも地元を離れて東京へ。一人粋がっている硬派なリョウは、「いつかでかいことをやってやる!」と夢を抱きながら、地元の建設現場で働く日々。音楽を通しカナと心を通わしてきたタツオは大学受験に失敗し、地元に残り浪人。まさかのできちゃった結婚をしたコウタとマリコも地元組。そして現役で大学に合格したユウキは上京組。それぞれが別々の道へと進んでいく。しかし数年後、夢と現実の狭間で葛藤する7人。悩み、葛藤し、時に挫折してしまいそうになりながら、それでも彼らは大人への階段を上っていく。そして、少しだけ成長した7人が帰ってきたのは、あの懐かしい“帰り道”だった――。

③新聞記者

東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名 FAX で届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!

④デイアンドナイト

父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく―。

上記4作品しか見ていない為、藤井監督の他作品全てに言えることでは無いかもしれないが、少なくともこれらは全て親しい人間の「死」が軸となっており、そこから物語が展開されている。
それに付随して、今私達が生活している社会の「不条理」もサブテーマとしてある気がします。

この2つのテーマが重なる為、4作品全てに重苦しい空気感が流れています。

ただ「死」と「不条理」というものにどう向き合っていくのか、それを乗り越えるまでの過程やターニングポイント、それぞれの作品の味となる問題提起みたいなものが藤井監督の作品を見ていくにつれ癖になっていきますね。

あとは作品によりますが、「善と悪」も間違いなくメッセージとして表現されていますね。

社会的地位が上で、表向きは善良な者が「悪」として描かれ、法に触れてでも悪を許さない者が「善」として描かれているので、「貴方はどちらが正しいと思いますか?」という監督からの問題提起、メッセージがヒシヒシと伝わって来ます。

私達の生活している世界で言ってしまえば、どちらも悪ではあるとは思うのですが、、、笑

ヤクザと家族に関しては納得いく結末では無かったのですが、最近早くもNetflixで配信されたというのもありますので是非上記4作品を見てみてはいかがでしょうか?

spiderman into the spider verse

ニューヨーク、ブルックリン。マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだ。 しかし、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。 その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、 全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちだった――。

昨年のコロナ騒ぎから一年が経ち、少しずつではありますがMCUも動きを見せていますね。

巷ではspiderman no way homeに「過去のスパイダーマンが集結するんじゃないの?」「いや、そんな事は無いだろう」とある事ない事騒がれていますが、そんな妄想をカタチにしてくれているのがこの作品です。

大変遅れてはいますがようやく視聴できたという事で少し感想を書きたいと思います。

結果から言うと期待し過ぎましたね。

というのもあらゆるサイトで非常に高評価が目立つという事もあったのでそれなりに期待を寄せて見たのですが、主人公であるマイルス・モラレス以外のスパイダーマン達にフォーカスが当たらな過ぎる点、この一作だけで多次元宇宙を表現しきるのには無理があるなと感じてしまいました。

サブタイがspider verseで無ければほんの少し評価も上がったかも。と、それぐらいには描ききれていなかった。

それと予告編でピーターパーカーの死を煽り過ぎ。

予告から見てしまったのが良くなかったのかもしれないが、あれはやり過ぎです。

本編も見た後に予告を見ると、もはや日本語版主題歌の凜として時雨すら面白く感じてきます。笑

MARVELという大きな看板が乗っかっているので視聴する側としても期待してしまう部分はあると思うのですが、これからは一つの映像作品としてもう少しフラットに見られるようにしていきたいです。今年の課題。


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