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頭がいい人の本の読み方

先日、頭がいい人の読書術という本を読みました。

最近、やたら目ったら気の向くままに本を乱読しているのですが、読んだだけで満足してしまい、読んだ内容が実になっていないと感じていました。そんなときに、このタイトルに出会い、手にとりました。

著者は、尾藤克之さん

note にも記事をあげていらして、フォローさせていただいています。尾藤さんは、様々な媒体で本を紹介する記事を書いていらっしゃるのですが、その記事をきっかけに多くの本がベストセラーに育っているのだそうです。まさに、本の発掘人です。そのため、尾藤さんの元にはたくさんの本が献本されます。そこで、10分で1冊読み、30分で記事を仕上げ、10分で投稿しているというのです。

そして、短時間に集中して読むことは誰にでもできると言っています。その方法は、

① すべてを読む必要はない、1/3を読むことで8割方を理解することを目指す。
② 読む目的を明確にしておく。
③ 睡眠を十分にとり、集中できる環境を用意する。

そして、本は読んだだけでは意味がなく、読んだ内容を魅力的にアウトプットしてこそ価値があると言っています。その方法は、
④ 線を引き、本に手書きでメモを書き込みながら読む。
⑤ 読んだ内容をアウトプットをする
  ・人に話す
  ・100字にまとめる
  ・1000~1500字にまとめる
⑥ 復習して内容を記憶に定着させる

これを、自分の読書に引き寄せて考えてみました。

私は、インタビュー取材の前に関連書を多数読みます。前々から読んでおけばいいのですが、なかなか、時間をとれず、前日や移動中に、詰め込みで何冊かを読まなければならないことがあります。そんなときの集中力たるやすごいものです。付箋を貼り、質問事項を書きこみながらどんどん読み進んでいきます。何時までに読まなければならないという期限があると、一字一句熟読せずに、必要な部分だけをキャッチして、拾い読みすることができ、余計にピッチが上がります。

この読み方が、筆者が教えてくれた読書術に非常に近いと感じました。

そうやって集中して読書をしたときに得た知識は、インタビューをすることで、定着して忘れることがありません。インタビュー内容について、編集者にプレゼンをするときでも、ちょっとしたメモを見るだけで、内容がスラスラと口をついて出てくるのが常です。

仕事で追いつめられると、バカ力が発揮できるってことなんですね。

仕事ではなく、自分のための読書の際にもこの方法で本を読めば、内容をしっかりと吸収できるのだろうな、と改めて思いました。

ところで、筆者は、電子書籍よりも紙の本を勧めています。私も雑誌にかかわるものとして、紙の本の良さはすごく大切にしたいと思っています。

ところが、昨年、フェイキックという視力矯正手術を受けてから、明るいところでないと手元の文字が見えにくくなってしまいました。老眼、ということですが 笑。それで、読書はもっぱら、電子書籍とオーディオブック(高価なので、歴史の参考書など、何度も聞き流したいものに限っていますが)に頼っています。私と同じように、多くの50代以上の方にとっては、画面が明るく、また、文字を大きくして読めるキンドルをタブレットで読むことは、メリットがあるように思います

携帯や、タブレットで読む際も、アンダーライン機能を使って線を引いています。本をパソコンのキンドルソフトで開くと、マークした部分をまとめて見ることができますし、さらに、フラッシュカードにまとめて何度も簡単に見返すことができるので、本の内容を思い出したいこときに非常に便利です。

また、電子書籍で購入して読んだ本を本屋さんで見つけると、あまりにも分厚くて、紙の本だったら、持ち運びにくいし、買わなかったかもしれないなと思うこともあります。キンドルだと、厚さがわからないので、相当なボリュームでも、気づかぬうちに読んでしまえるといった利点もあるようです。

一つキンドルに注文を付けるとすれば、ライブラリ画面が本棚のようにジャンル分けできるようにしてほしいということ。そうすれば、蔵書をカテゴリーごとに分けて整理することができて、使いやすくなるのに、と思います。

さて、著者は、「どんなにたくさんの本を読んでも、まったくアウトプットしなければ、現実の世界は何も変わらなかった」と語っています。そこで、早速私も、このような形にまとめてアウトプットをしてみました。読みっぱなしで終わらせないことができるようになるといいなと思っています。

この本の他にも、最近読んだ本の中で、いくつか、本当にいい本に出合えたと感じたものがあったので、また、今後もアウトプットしていきたいと思っています。

お付き合いいただき、ありがとうございました!


私は、こちらでもお仕事をさせていただいています。よかったら読んでくださいね。


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