94枚のスライドを作りながら泣いた話
昨年脳腫瘍で亡くなった夫の高次脳機能障害について、とある障害者福祉センターの講演会でお話させていただく。
夫は20年前くらいに巨大な脳腫瘍で倒れているのだが、その当時は「高次脳機能障害」の概念がまだ一般的ではなく(今もまだ一般的とは言えないが)、その言葉も知らぬまま退院、大変な思いをした。
高次脳機能障害の診断が確定したのは、発病から15年後だった。
彼について、入院時から「え?」と思うことは多々あった。でも3回の大手術を行い、メスを入れ、実際脳みそも減っている(!)。
頭