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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#プレゼン

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

「〇〇がない」は問題や課題を説明していない

「〇〇がない」は問題や課題を説明していない これは「外資系コンサルタントの企画力」の一節である。 「当社の課題は〇〇がないことだ」という場合があるが、これは言い換えれば「〇〇さえすれば問題点は解決する」ということだ。つまりは「手段」を表現している。 問題点の解決策は一意に決まるものでなく、いろいろなオプションがあるはずだ。「〇〇がない」という表現は最初から解決策を決め打ちしているものであり、議論の広がりを制限する要因である。 「〇〇の課題は△△がないことだ」と「△△とい

テレワークの必須のスキル。伝わる話の組み立て方『テンプレップの法則』

2019年2月に書いた「テンプレップの法則」のnote。今こそ重要なテーマと思ったので、再編集して投稿します。 わかりやすく伝えるための絶対ルール「テンプレップの法則」 簡単に言うと、以下の順番に話しを組み立てましょう!ただそれだけ。 1. Theme|テーマ・今から何の話をする? 2. Number|数・言いたいことはいくつある? 3. Point|結論・伝えたいことを一文で言うと? 4. Reason|その理由・なぜそう言える? 5. Example|具体例・

良いプレゼンは議論を導く。プレゼン資料には「問い」の要素を入れる。

2019年の4月に、良い問いを創る。yoitoi.com をリリースしてから、今まで以上に「良い問い」とは何か?が気になるようになりました。 今回のnoteはちょうど半年前に書いた「プロジェクトファシリテーター視点のプレゼンの心得」という記事に加筆したものとなります。 本noteでのプレゼンとは基調講演などの一方的に話すような大舞台ではなく、対話が生まれる距離感で行うプレゼンを想定しています。 良いプレゼン資料とは何か?1.内容は3割しか伝わらないという前提で作る。