アイデアは、思い切って簡単化し、崖っぷちの手前で止まる
カーネギーメロン大学ロボット研究所の金出武雄さんの著書。「独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則」をじっくり読んでいる。
創造は省略から始まる将棋の名人である羽生善治さんと対談した時、彼は「創造は省略である」と言った。「1つの局面でだいたい一。100通りくらいの指し手の可能性があるのですが、その局面で二、三通りの手を直感によって選ぶんです。残り90パーセント以上は読まないで捨ててしまうわけです。思考を省略するわけです。そこからまた手が増えますよね。三つあった手に対