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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#COMEMO

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

良いプレゼンは議論を導く。プレゼン資料には「問い」の要素を入れる。

2019年の4月に、良い問いを創る。yoitoi.com をリリースしてから、今まで以上に「良い問い」とは何か?が気になるようになりました。 今回のnoteはちょうど半年前に書いた「プロジェクトファシリテーター視点のプレゼンの心得」という記事に加筆したものとなります。 本noteでのプレゼンとは基調講演などの一方的に話すような大舞台ではなく、対話が生まれる距離感で行うプレゼンを想定しています。 良いプレゼン資料とは何か?1.内容は3割しか伝わらないという前提で作る。  

狂ったアイデア

アイデアを考えるときに大事にしている視点があります。 良いアイデアより狂ったアイデアをスタートアップにとって良いアイデアとは、「悪いように見えて」「実は良い」アイデア である。つまり一見狂ったようなアイデアでなければならない。普通の良いアイデアなら 合理的な大企業や他の企業が実施しているので、スタートアップが狙うべきではない。 これは以下の馬田隆明さんのスライド 「あなたのスタートアップのアイデアの育てかた」で知ったものです。 こちらも! 逆説のスタートアップ思考--

アイデアは、思い切って簡単化し、崖っぷちの手前で止まる

カーネギーメロン大学ロボット研究所の金出武雄さんの著書。「独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則」をじっくり読んでいる。 創造は省略から始まる将棋の名人である羽生善治さんと対談した時、彼は「創造は省略である」と言った。「1つの局面でだいたい一。100通りくらいの指し手の可能性があるのですが、その局面で二、三通りの手を直感によって選ぶんです。残り90パーセント以上は読まないで捨ててしまうわけです。思考を省略するわけです。そこからまた手が増えますよね。三つあった手に対

全体のストーリーを描けるか?

「良い問い」を創る。とは何か?を考えている。 「良い問い」を創る。の場のデザインについて考えている。 先日立ち上げたサイト『良い問いを創る。yoitoi.com』は、その活動のひとつ。「良い問いが課題を解決し、創造を加速する」というコンセプトで運営をしている。 良い問いを創る。yoitoi.comさて本日のテーマ「全体のストーリー」という話。 「全体のストーリーを描けるか?」と言う問い。 「博報堂スタイル」より マーケティングでは、全体を把握することと、何が一番問題な

プロとアマチュアの企画の違いは何か?。あるいは企画のプロフェッショナルとは何か?

「良い問い」を創る。とは何か?を考えている。 「良い問い」を創る。の場のデザインについて考えている。 私が何度か開催している「〇〇担当の問題意識を共有する会」。これは「問題意識の解像度」を上げることが目的の1つ。そして「問題意識の解像度」を上げたその先に「良い問い」ができるのではないか?とおぼろげながら考えている。 「プロとアマチュアの企画の違いは何か?」と言う問い。自身が企画者なので「プロとアマチュアの企画の違いは何か?」と言う「問い」について、何を返すべきか、をよく考え

大人げない大人のクリエイティビティを生み出す「おバカ」な力は、思いつく限りのバカ話を ひたすら言い合って、 ただただ笑うだけ。

10年程前に発売された成毛眞さんの「大人げない大人になれ!」という本は、今読んでも面白い。おそらくは私も割と大人げない方だからかもしれない。 参考までにamazonの紹介文はこんな感じ 【好きなことを、好きなようにやれば、成果は最大で、ストレスはゼロになる!】本書は、人生をクリエイティブで面白く生きたいひとを応援する本です。 なかでも私が一番好きなコラムは、大人げないアイデアを出す方法の話 chapter 2 大人げないとはどういうことか クリエイティビティを生み出