成功確率

プロジェクトの成功確立を下げる5つの事象


①期待値がメンバーで大きく異る

プロジェクトには異なる職務のメンバー、組織上の利害関係か必ずしも一致しないメンバーで構成されることが多く、それぞれの期待値は大きく異なる場合が多い。例えば、ネットショップのリニューアルを例としても、それぞれの期待値は異なります。

・経営者や店長は早く売上が欲しい、だからとにかく早くリニューアルを完成させたい。(期限が最優先事項)
・デザイナーはデザインに凝りたい。バナー1つにもこだわりたい。(表層的なデザインのクオリティが最優先事項)
・お客様電話担当(CS)は、お問い合わせが減るように、色々なページに注意事項を列挙したい。(お問い合わせが減ることが最優先事項)
・エンジニアは新しい技術を使ってみたい。チャットボット(chatbot)を導入してみたい。(チャットボットの導入が最優先事項)
・実店舗の担当は、ネットショップで実店舗のキャンペーンを宣伝するページが欲しい。(実店舗への誘導が最優先事項)

②合意形成は難しい

プロジェクトを推進するためには沢山の事を判断しないといけません。
でも上記のように色々なメンバーがいる中では、皆が納得する共通の判断基準を作ることがとても難しく、結果として合意を得ることも難しいのです。

③権限は強引に行使すべき?

じゃぁプロジェクトリーダーが、その権限として(強引に)進めようとすると反発されたりする。経営者が言っても同じ。
強引にやりすぎると人は離れていく。

④過去事例にも頼れない

そもそも論としてプロジェクトには反復性があまりない。(反復性のあるものなら最初からやっている。反復性のあるものはすでに定常業務)
常に新しい課題が発生し続ける。
つまり過去事例にも頼れない。

⑤失敗したら直ぐバレる

プロジェクトは目的と達成までの期限、具体的な成果が明確になっている。
だから成功と失敗の判断も明確。
・失敗したら直ぐバレる。
・成果が出ないと直ぐバレる。

アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。