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キックオフミーティングの押さえるべきポイント

プロジェクトデザイナーの考えるラジオ
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「キックオフミーティング」とは何か?
一言で言えば「プロジェクトの最初の公式なミーティング」
サッカーの試合開始時にボールを蹴り出す「キックオフ」が由来

キックオフは非常に大事
その意味を改めて考えてみたい

もし貴方がプロジェクトマネージャーだったら?


その1 メンバーの状態と向き合う事から始める

プロジェクトは不確定要素が多い
だから会議に召集された参加メンバーは、最初から「プロジェクトが絶対成功する
心配することなど何も無いと思っている人は皆無
口に出さないかもしれないが、不信感をある程度持っている、不信感の芽がある、それが普通だ。

「メンバーに不信感・不安感」があるのが普通
という心構えから始めよう
お気楽に考えない、メンバーの状態と向き合う事から始める


その2 プロジェクトマネージャーは過度の期待を持たない

貴方がプロジェクトマネージャーだとしたら、理想は「参加メンバーがプロジェクトの目的に共感して、プロジェクトに邁進する状態にする」を目指したいだろう

でも最初からそんな理想の状態は非常に難しい
じっくりチームビルディングを醸成する過程でつくっていきたい

キックオフミーティングだけで醸成できるものではない
プロジェクトマネージャーの貴方自身が過度の期待を持たない


その3 「不信感を顕在化」させない

プロジェクトがスタートダッシュできるか、またはマイナスからスタートするのか、この瀬戸際の攻防キックオフミーティングの準備の手を抜いてしまったために「不信感が顕在化」してしまうことはよくある話し


その4 キックオフミーティングで押さえる項目はなにか?

1) プロジェクトの概要と目的とゴールを共有する
・プロジェクトは何のために行うのか?
・大義名分は何か?(目的の共有)
・どんな状態になっていれば成功なのか?(ゴールと成功の定義)
・プロジェクトの期間は?(上記を何時までに達成するのか?)
・プロジェクトの制約条件も伝える
「プロジェクトの名称」も伝える

2) 参加メンバーへ役割を伝える
・体制図を用意し、そこに参加メンバーの名前を入れる
・参加メンバーへやって欲しいと。
・役割を伝える
・期待していることを伝える

3) 目的の達成、ゴールに至るまでの道筋を共有する
・「詳細は参加メンバーと今後を詰めていこう!」という姿勢でもよい
・数回分の会議のテーマを用意しておくのも効果的

4) プロジェクトの基本ルールを伝える
・コミュニケーションツールは何か?
・メールか、Slackか、メッセンジャーか
・課題が発生したら、誰に相談するのか?
・どう解決するのか?
・定例会議はどうか?
・いつ行うのか、誰が会議のオーナーか、議事録係は誰か、誰を呼ぶのか
・プロジェクトのグランドルールは何か?


その5 メンバーの時間確保
つい後回しにしちゃう場合が多いミーティング招集、キックオフミーティングはプロジェクトに関わる人は基本的に全員呼ぶのが鉄則
プロジェクトをやると決まったら、まずメンバーの時間確保を優先しよう

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