見出し画像

Off Topic #190 フィクションからリアルブランドは可能なのか?

こんにちは。
このnoteは、個人的にOff Topicのまとめをしているmemofleetが書いてます。

今回はOff Topic #190「フィクションからリアルブランドは可能なのか?」です。
ポッドキャストはこちらです。


フィクションからリアルブランドは可能なのか?

フィクションからリアルブランドは可能なのか?
フィクションからリアルブランドは可能なのか?

グラフィックについて

今回のブロックは下記の5つです。

  1. フィクションを取り入れるブランド

  2. おもちゃを映画化する

  3. フィクショナル・ブランド

  4. フィクションから生まれたブランド

  5. フィクションから始める

フィクションを取り入れるブランド

まずストーリーテリングの一環としてフィクションを活用するブランドとして、GlossierとRUBYが紹介されています。

RUBYは飲料ブランドです。イラストもWebサイトやInstagramのコラージュもなにかサイケデリックでカルトな雰囲気があっていいと思いました。

今回のエピソードでいうフィクション=リアルではない。
ブランドのバックグラウンドが創業者のストーリーだったりするのではなく、作り出された世界観の上に展開されているブランドを扱っているものと思います。

おもちゃを映画化する

フィクションとブランドの関係性でもっともわかりやすいバービー、レゴブロックの事例です。レゴ自体がただのブロックではなく、パッケージごとにストーリー性を持たせたことで成功しているおもちゃだと思いますが、映画はさらにその世界観を構築できる手法ですね。
うちにあるレゴはもうバラバラで、ひとつのケースの中にスターウォーズとカーズとニンジャゴーと警察署と消防署の世界観が混在してしまっているのでリビルドは困難です。

フィクショナル・ブランド

作品中に登場する架空のブランドです。
複数のピクサーアニメに共通して登場するピザプラネット。それぞれ違う世界なのに実はつながっているような感じが映画をより楽しくさせます。

カリフォルニアやパリのディズニーランドに行くとほんとうに「ピザプラネット」というレストランがあるようです。東京ディズニーランドのピザはPan Galactic Pizza Portで、やはり宇宙のピザ屋さんですが、ピザプラネットとは別ですね。

フィクションから生まれたブランド

映画「フォレストガンプ」のストーリーをそのまま使ったレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」。これは知りませんでした。映画のストーリーとリンクした世界観がリアルに楽しめるのはいいですね。

フィクションから始める

架空の物語から考えるのは良いと思います。
冒頭で宮武さんが話していたように、リアルな自分を表現する流れに対するカウンターとして考えると、作られた世界観には魅力があります。ちょっと面白そう、という入り口のハードルが下がるし、世界観をうまく膨らませることで幅広いブランド展開が可能、というのがメリットです。
ただ、ビジュアルの好き嫌いもあるので、強烈な世界観を作りすぎると敬遠されることもありそうです。
これは、別のエピソードで話している「宗教」の入り口の問題ですね。クレイジーな体験を通過したら出られなくなる。

感想:ペンギン村

1982年、広島県、瀬戸内海に「絵の島」という島があって、そこに「ペンギン村」が作られたことがありました。神奈川県の江ノ島ではないです。
鳥山明さんのマンガ「ドクタースランプ アラレちゃん」の世界観で作られたテーマパークのようなもので、基本的には海水浴場ですが、アラレちゃんの住むペンギン村が再現されていて、マンガに出てくる「コーヒーPot」という喫茶店でお茶が飲めたり、キャラクターが歩いていたり、当時の子どもには楽しい空間になっていました。
絵の島はちいさな島なのですが、これを島ごとドクタースランプの世界にしてしまったというすごい企画でした。僕も当時広島県にいて、連れて行ってもらった記憶があります。

東京ディズニーランドができたのが1983年なので、1年はやくフィクショナルなテーマパークが展開されていたわけですが、たぶん、その夏だけでクローズしたのではないかと思います。

以上になります。
お読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?