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真の力を知る者は少ない

自然療法で有名な手当に蒟蒻湿布がある。茹でてタオルで包んで肩や腰、丹田などにあてがって痛みや冷えを取ると言う物。茹でた蒟蒻から発せられる波長の長い熱が体の芯まで届いて温めてくれる。冬の朝にこの蒟蒻を腰に当てると全身の血流が良くなってスムーズに身体が動く。
この蒟蒻湿布の力は芯まで届く熱だと思っていたが、それだけじゃない。ある日癌患者数人のいる会で蒟蒻湿布の実習をした。そしたらいつもより鍋の中の水が早く濁りそして匂う。蒟蒻は見たこともない位ボロボロになっていた。
蒟蒻は何か悪い瘴気を吸収する力がある事に気が付いた。そう言えば具合の悪い時ほど蒟蒻は早く崩れたり溶けたりしていた。
昔の人はお腹の中の砂おろしとも言っていたのでその力に気付いていたのだと思う。
蒟蒻を食べると食物繊維がお腹の中を掃除をしてくれる、と現代栄養学では解釈しているが、実はもっと深いところで身体の中を浄化してくれていたのだ。

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