「普通力」って大事。

すごいことをするうえで、「普通」をいかに知っているかってすごく大事。っていうことが割と理解できていない人が多い。気がする。普通じゃないことをするためには、まず、普通がなんなのかを判断する目が必要。受験で例えると、偏差値75とかを目指すためには、まず通過儀礼として偏差値50は絶対に通る。その基礎となるのが、普通なのである。

普通って実は、すごく難しい。特に、クリエイティブの業界にいる人は、普通であることが苦手というか、嫌な人が多い思う。特に、「オレ、普通じゃないから」をちょっとかっこいいと思っている節がある人が多い気がする。しかし、そういう人は天才でも無い限り、本当に微妙な感じな人が多い。(僕もその領域に近い人種の人間な気がする。)

普通であることをどうやって見抜くのか。僕は、自分自身の感覚があまり普通ではないことを理解していたので、一旦、自分が考えたことと真逆が正解である、普通であると考えるように癖をつけていた気がする。これは、方向音痴の人が、道を間違えないように、自分の感覚とは真逆の方向に進む感覚に近い。これは、実際のところ、逆の判断をすることでそれが正しい答えであるというわけではない。それは当たり前な話で、真逆の答えを言い続けることが出来る人は、それは一種の才能である。僕は、メジャーな答えである普通を、6〜7割で反対を出せる。つまり、逆にいうと、正しい普通を割と高確率で見つけることができる癖がついた。

その癖がついてから、普通である、ということをベースに判断するようになった。ただ、全ての案件で普通であると、ただ単に面白くない新しい表現ができないので、この時にターゲットのことを考えるようにしている。ターゲットはどんな人か普通か、変な人か、真面目か、頭のあまりよくない人なのか、、などなど。普通の判断軸があることで、それよりどれくらい普通にプラスかマイナスすることができるかを考えればいい。それが、企画となる。そして、それが判断軸となる。

つまり、難しい企画とかを考えるときは、まずは、「普通」を考えることから始めた方がいい。その普通はなんなのか。を、よく考えると、企画が思いつきやすい。英語で言うところの文法のSVOCみたいな感じ。それがあるから、イレギュラーがわかりやすくなる。

企画を考える上で、大切ことなので、備忘録としてメモしました。





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