書きどき は いま
物事には「潮どき」とか、食べ物には「食べどき」なんて言うけれど、
物にも「書きどき」というのがあるらしい。
そして今、それだと思う。
実は先日、祖父が亡くなった。梅の季節だった。
あまりにも急なことで、家族一同驚きが隠せなかった。
たくさん泣いた。
お酒が好きで、松竹梅とキリンラガーを愛していました。
実家が茶農家で、お酒以上に緑茶を愛していました。
*
「仕事に感ける」とはよく言ったもので、たぶん私はそれだった。
「遠くの親戚より近くの他人」ともよく言ったもので、たぶん私は遠くの親戚になりつつあった。
偶然春に、おじいちゃん孝行できたことが何よりの救いだった。
祖父と誕生日が同じだった父(父にとっては義理の父である)
最後まで一緒に住んで、毎日寄り添っていた母
会わせたい人がいた妹
なんで先に逝っちゃった?向こうでいい席とっといてよ(←え?)という祖母
ばたばた過ごしていたら、実は父方の祖父の命日と同じだったことが判明
父方の祖父は若くして亡くなっていたため、祖父も私も会ったことはなかった
無事 四十九日も終わり、こちらではほっとひと息。
向こうで、一杯やっているのだろうか。命日が同じ人は、集まりなんかあるのだろうか笑
そんなことを思いながら、今日もしっかり働こう。そして飲もう。