書きどき は いま

物事には「潮どき」とか、食べ物には「食べどき」なんて言うけれど、

物にも「書きどき」というのがあるらしい。

そして今、それだと思う。

実は先日、祖父が亡くなった。梅の季節だった。

あまりにも急なことで、家族一同驚きが隠せなかった。

たくさん泣いた。

お酒が好きで、松竹梅とキリンラガーを愛していました。

実家が茶農家で、お酒以上に緑茶を愛していました。

「仕事に感ける」とはよく言ったもので、たぶん私はそれだった。

「遠くの親戚より近くの他人」ともよく言ったもので、たぶん私は遠くの親戚になりつつあった。

偶然春に、おじいちゃん孝行できたことが何よりの救いだった。

祖父と誕生日が同じだった父(父にとっては義理の父である)

最後まで一緒に住んで、毎日寄り添っていた母

会わせたい人がいた妹

なんで先に逝っちゃった?向こうでいい席とっといてよ(←え?)という祖母

ばたばた過ごしていたら、実は父方の祖父の命日と同じだったことが判明

父方の祖父は若くして亡くなっていたため、祖父も私も会ったことはなかった

無事 四十九日も終わり、こちらではほっとひと息。

向こうで、一杯やっているのだろうか。命日が同じ人は、集まりなんかあるのだろうか笑

そんなことを思いながら、今日もしっかり働こう。そして飲もう。