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メタモルフォーゼの縁側

観ました。

マンガも大好きで、実写化と聞いた時は『マジかぁ〜〜』と嘆いたが、
愛菜ちゃんと宮本信子さんが演じると分かって俄然観る気になったこの作品。

いやー。良かった。
2人の演技が本当に素晴らしい。最高。
1ミリもマンガを壊していない。

ユキさんが、コメダ先生に
『この作品のおかげで私たちお友達になれたんです』
という例のシーンは泣けた。

ほんと、人と人が友達になるのに、
年齢も性別もなんも関係ないよなぁと。
同じものが好きで、同じことに憤ったり、
お互いに学ぶものがあったり、
一緒にいて楽しかったり。
それだけで無二の親友だよなと。

後は、幾つになっても、
年を取っても取ってなくても、
自分が好きなもの、には正直でいようと
改めて思った。

年甲斐もなく、とか
他にやることがあるだろう、とか
そんなことやって何になるの、とか

そんな声は一切聞かなくていいんだと。

自分が好きなことに正直でいること。

たったこれだけで人生は輝きを増す。

ユキさんが、うららのマンガを
心の底から『すごいことだ』と言うシーンでは
なんというか、本当に泣けてしまった。

誰かから見てすごいことじゃなくても、
たとえ誰にも認められなくても、
自分が好きで挑戦したこと自体がすごいことなんだ。

なんだか私の心の隙間を埋めてくれるような映画だった。
観て良かった。

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