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「モチベーション」が必要な時点でそれは本当にやりたいことではないかもしれない。

アメリカでは、仕事においてmotivationという言葉を使う人と一緒にビジネスはしたがられないということを聞いたことがあります。いや、もちろん皆がそうというわけじゃないだろうし、やりたくないけどやらなくちゃいけないこと(掃除とか運動とか)には普通に使われてると思います。ただ、独立して自分でビジネスをするという状況において、「モチベーション」という言葉を使う人は信頼されないとか。
要するに、モチベーションがある状態じゃないとちゃんと仕事ができない(気分や状態によってやる気にムラがある)様な、そんなプロフェッショナルではない人はパートナーとして信頼されない、ということみたいで。前提としてモチベーションって、一時的なもので長続きしないものなので。
これは知り合いがニューヨークで昔ビジネスパートナーを探していたときに現地で会った人に実際に言われたということを聞いた話ですが…確かに世界の経済の中心ともいわれるような大都市ニューヨークで生き残るにはそれだけシビアなんだと思いました。

でもこれは的を得たことだなと思うのです。本当に必死で成し遂げたい目標に向かう人って、モチベーションが~とか言わないと思うんです。それも目標が高ければ高いほど。そんなこと言ってられないし、第一夢中だからそんな暇もないんです。
仕事でなくても、夢中になれる趣味があったり、推しとかがいる人はわかると思いますが、モチベーションなんて要らないですよね?要るなら何のためにやっているんだっていう話なので。

もちろんやりたいことだけをして生きていける人なんて現実にはそうはいないので、生きていくためにやらないといけないことをするのに「モチベーションを上げる」ことも必要な場面はあるかと思います。会社で振られた仕事はもちろん、家事とか健康管理とか。
でも、仕事にしても語学の勉強にしても、自分でやると決めて始めたことに「モチベーションが上がらない…」とか言ってしまう瞬間があれば、ちょっと振り返ってみた方が良いかもしれません。本当にそれやる必要あるのか、無理してやってないか、と。
結局、何かを成し遂げている人は、何も考えずそのことに夢中になれる人なのではないかと思うんです。なので、いちいちモチベーションがないとできない様なことは結局自分自身が辛くなって辞めちゃうことが多いのかなと思います。私自信も経験があります。始めてみたけど途中で「モチベーション上がらないな…」って思ってたことは全部結局続かず辞めてます笑

必要なのはdrive(ドライブ)

ちなみに、前述の知り合いが出会ったニューヨーカー曰く、彼らの世界ではゴールを達成するために必要なものとしては、motivationではなくdriveという言葉を使うのだといいます。この2つの単語はどちらも日本語でいう「やる気」の様なものを表す言葉で、ネイティブでも同義と捉えている人がいるくらい似た感じの言葉ですが、ケンブリッジ英英辞書によると下記の様にあります。

motivation: "the willingness to do something, or something that causes willingness" (何かをする意欲、もしくは意欲を引き起こす何か)
drive: "a planned effort to achieve something" (何かを達成するための計画的な努力)

motivationは思考、driveは行動を表していて、前者は一時的、後者は長期的。driveが最初からしっかりある人はモチベーションを必要とはしない。

個人的には、別に常に全力でなくてもいいと思っています。例えば私の英語の勉強は、わりとゆるい時期もあります。でもdriveは自分なりにちゃんとあります。ちょっと休憩している間に頭がリフレッシュされてむしろ効率が上がったりもするのです。英語学習に関してはモチベーションがどうということは考えたことがありません。そういえば。

目標に向かうのには人それぞれのやり方があるかとは思いますが、無理に一時的なモチベーションを上げようとするのはどの道後でいろいろきつくなるかも、というお話でした⭐︎


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