でっかい犬
落ち込んでたある日のことでした。
それはそれはもうでっかい犬を見たんです。
目を見張るほどのでかさでした。
ビーグルを10倍にしたような見た目で可愛いしでかいし目を奪われました。
幸福な気持ちになれたなぁ
家に帰ってしみじみそう思いながら先ほど出会ったでかい犬について調べました。
犬種は伏せますが、でかい犬はどうやら成長が早い分病気になりやすく、短命な運命でした。
遭遇できて嬉しかった気持ちが途端に萎み、勝手に悲しくなってきました。
あんなに可愛いのにすぐ病気になっちゃうなんて可哀想だ。己の運命を知らずに犬は生きているんだもんなぁ。
などと思考を巡らせ、物思いに更けていた時にふと考えが浮かびました。
長生き=幸せというのは私の勝手な物差しに過ぎないのではないか?
だってそうだ。
ハムスターは2年から3年しか生きられないが、己の運命を生まれた時から悲観しているだろうか?
あーやっちまったよー。命短いのしんどー。
などと思いながら生きてることはまずないはずだ(ハムスターの前世が人間だったら話は別かもしれないけど)。
ハムスターやでかい犬に限らず人間以外の全ての動物は、過去だの未来だのを考えることなく、今ある日常を黙々と過ごし、その中で嬉しさや悲しさがあるはずだ。
つまりとってもシンプルに生きてるってこと。
生きるって本来はそれくらいシンプルな行為なんだろうね。
物事の見え方はすべて自分次第だよね、というお話でした。
ねみ~~~~
おわり
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