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自分が学んだシケモク理論③~企業スペック編~

さあ、洗濯機編に続いて第三弾。今回は企業のスペック編である。
最初に断りを入れておくと、バリュー投資(割安株投資)では、主に2つの投資スタイルがある。

・資産バリュー投資
・収益バリュー投資

の2つだ。私の投資スタイルは1つ目の資産バリュー投資であるため、主に企業のBS(バランスシート)を重視するタイプだ。そのため、読者のニーズにあったものを提供できないかもしれないが、ぜひ新しい知識として役立ててもらいたい。

さて、前置きが長くなったが、企業のスペックにおいて最も注目すべきものはというと

ROE(自己資本利益率)

である。

きっと、ROEを既に知っている人もいるだろうか。今一度復習すると、
ROEとは株主(私達)が出資をしたお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもの。である。

私は最初ROEを知ったとき、「だから何だ。」「どう株式投資で応用すればいいんだ。」と思ったものである。
もしかしたら、同じ悩みを抱えている人がいるかもしれない。

ここで、私達、投資家がROEを知ることで何が分かるのかズバり答えると、

私達はROEを知ることで、企業がどのくらいのペースで大きくなるのかを知り、他の投資指標と組み合わせて株価の動きを予測できるようになる。

とても大事なことなので、もう一度伝える。

私達はROEを知ることで、企業がどのくらいのペースで大きくなるのかを知り、他の投資指標と組み合わせて株価の動きを予測できるようになる。

よく伝わっただろうか?

今から、より解説を加えたい。ROEは企業の収益性を知る指標であると言われているが、最終的に利益はどこに行き着くか、どこに計上されるか知っているだろうか?

・配当金
・純資産

である。勘のいい人は既に分かったと思うが、
ここでいう会社が大きくなるとは純資産が増えることを意味している。
また、ROEは企業がどれだけ配当金を増やせるのか知るためにも役立つ。
今回、配当金については割愛させてもらうが、
つまり、ROEを理解すると、1年でどれくらいのペースでBSの純資産を増やせるのか分かるというわけだ。

企業の純資産の増減は株価に大きく影響する。当然、純資産が増えれば、株価は上がるし、減れば、下がる。
もし、企業の純資産が増えて、株価が維持され続ければ、資産バリューの観点からいえば、どんどん割安になっていると判断できる。

また、企業の純資産が増えているのか知るための指標を紹介する。

BPS(一株当たり純資産)

である。BPSが上がれば、株価は上がる。逆もしかり。
ぜひ、みなさんがウォッチしている企業の株価とBPSを比べていただきたい。例外はもちろん存在するが、BPSが右肩上がりなら、株価も右肩上がりになっているだろう。

いくつか紹介すると
三菱hcキャピタル、日本M&Aセンター、伊藤忠エネクス、トヨタ自動車
などである。

さて、今回はROEについてまとめた。ROEと株価の関係は分かっただろうか?しかし、ROEが高いからと言ってむやみに買っていいものではない。
次回は
ROEの質的要因
についてまとめる。


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