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ソクラテスの弁明

2週間の激務とストレス過多により、肌荒れとお腹の調子が悪かった。
昨日はお風呂に入ろうとして、マッパになってシャワーを浴びた瞬間めまいがやってきて、焦る。
こんなところでこんな姿で倒れるわけにはいかないと、ふらつきながら脱衣所に戻りびしょ濡れのままガウン着て、濡れ鼠のように凍えていたら、ようやく治ってほっとした。

ストレスと疲れには、何より寝ることだ。
わかっているのに、これくらい大丈夫だろうと自分を過信する。


ようやく体調も戻ってきて、本を読もうかと思えるよう気持ちになる。
しかし、未だ治らぬ口角炎のようなニキビのような吹き出物のようなブツが、一番厄介である。
肌に一つでも腫れ物があると、一気にテンションは下がる。
こいつだけが私の中で一番元気に成長している、忌々しい。
このラスボス腫れ物がいなくなるのはまだ先のよう。
大人しく本を読む。




放送大学はいまちょうど、長い春休み。
授業はないので、この休みで読書を堪能している。

今日の一冊。


久しぶりに、ギリシャ哲学。
なぜソクラテスは死刑になったのか。
ソクラテスの友人や弟子たちが国外へ逃げる手筈をしてくれたのにも関わらず、それを断り彼は何故、死刑を受けれたのか。
これを読むまでいまいちソクラテスの考えが理解できなかったのだけど、ようやくわかった。

解説も掲載されているので、とっつきにくい当時の言い回しも現代っぽい解釈で書かれていてわかりやすい。

死についてソクラテスが語る場面があるが、今の私に彼の言わんとすることがストンと腑に落ちた。