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『ピンヒールははかない』 佐久間裕美子 (幻冬舎)

少し久しぶりの投稿になってしまいました。先週末はアウトプットしたいという気がおきず・・・。色々な本や日々の出来事で頭が若干混乱していたのかもしれません。気を取り直して、また今日からスタートです。

一人の人間としてどう生きるか、どう生きるべきなのか、漠然といつも自分の中にある疑問です。他の人が「生きる」ということに対してどうしているのか、どう考えているのか、男女を問わずそういうことが書かれている本ってすごく面白い。全然違う人生でも、自分の価値観の整理になったり、凝り固まった考えを緩めて新たな方向に導いてくれたり。

まずはタイトルと、帯についてた「でも、でもTバックははくんやろ?」に惹かれて手に取ったのがこの本。作者が女性の先輩であることも、ニューヨークといういろんな価値観が錯綜していそうなところで活躍している方であることも興味を惹かれたポイントでした。

結論、金言が散りばめられていて、染み渡る箇所がたくさんありました。
著者がNYCでめいっぱい生きるいろんな女性と話をしながら考察した内容と著者の人生が重ね合わされていて、勇気をもらうだけなく、許すこと、心を通わせること、いろんな感情が湧いてきて、頭のヨガみたいに癒されました。

「必要以上力まずに、自分という存在にセキュアでありたい」
「『幸せだって思われたい』、他人から承認されたいという気持ちがあるのは、みんな、自分の選択が正しいのか不安だから」
「その環境で自分が表現しようとするアイデンティティと、その環境の外で自分が感じる自己像が残る、それは両方とも本当の自分」
「Promise me not to miss out on any fun」

みんな人生色々ありますよね。この本に出てくる女性たちのようにドラマチックじゃないかも知れないけれど、その人なりにめいっぱい生きている。

インセキュアに感じることがあったらこの本に立ち返りたいです。
特に同時に読んだ本はなんだか疑問を感じたので、余計にこちらが癒しに感じたのかも知れません。
それはまた後日。


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