酒は万病の元というお話し
「酒は百薬の長」という言葉は酒飲みには有名な言葉だと思います。適量のお酒であれば、どんな薬にも劣らないものだと。
この言葉には文献によって続きがあります。「されど万病の元」と。
では、お酒の適量って一体どの程度なのか。様々な調査が行われていて、最近は一滴でもお酒は身体に良くないという主張もあります。
ただ、これらの研究はあくまで平均、傾向を図ったもの。本人が適量に嗜んで飲めるのであれば、そこまで問題無いと私は思います。
しかし、私にとっては酒は万病の元です。理由はただ1つ、睡眠の質を悪くするからです。
◼️アルコールと睡眠の関係
アルコールは寝つきを良くしてくれますが、せっかく身体をゆっくり休めなければいけない時間に、肝臓がアルコール分解に注力してしまうため、眠りが浅くなる傾向があります。また、本来分解すべき物質が分解しきれず、身体に疲れが残ります。
また、アルコールが抗利尿ホルモンの働きを邪魔するので、寝ている間もおしっこがどんどん作られてしまいます。結果浅い睡眠の中トイレに何度も起こされて、次の日の朝最悪の気分で目覚めるという訳です。
これが、月に1度とかでしたら、そこまで大きく影響は無いでしょう。しかし依存症である私はこれが毎日続きます。当然睡眠の質は最悪です。
◼️睡眠が身体にもたらす影響
睡眠の影響について、一番分かりやすいと思った動画はTEDの動画です。一番下にリンクと概要を貼っておきます。TEDのアプリで参照すると日本語字幕版もあります。
動画の結果として、睡眠不足は老化、認知症の助長、免疫力低下によるガン発生率の上昇、更にDNA=遺伝子レベルまで改変してしまう程の悪影響があるのです。
◼️お酒を飲んでいるうちは私の精神疾患はよくならなかった
上述の通りお酒飲み過ぎ→睡眠質低下→老化、免疫への悪影響を見てきました。睡眠不足は万病の元であるということは間違いないように思います。
よってもって、睡眠の質を悪くするお酒は私にとって万病の元である、と言えます。
睡眠の質が悪く免疫力が下がっている状態では精神疾患も治りにくいですよね。
様々な精神疾患を併発されている方は、先ずお酒を止めて良質な睡眠を確保してはいかがでしょうか。少なくとも私は改善しました。
◼️マット・ウォーカー: 睡眠というスーパーパワー
1日4-5時間しか寝ない男性のテストステロン(ホルモン)は10歳上の男性と同程度、10年も男性を老化させるということ
深い睡眠の妨げは老化や認知症、アルツハイマー病を促進する一因と言える
1日だけ4時間睡眠を短くすると、免疫力が下がる。具体的にはナチュラルキラー細胞(癌とかをやっつけてくれる細胞)の活動を70%減少させる。つまり、睡眠不足で癌発生率が上がる。
睡眠はDNAにも関連する。同一被験者で6時間睡眠と8時間睡眠を比較したところ、6時間睡眠では711のDNAの活動が乱されていた。
その内半分のDNAは活動が低下しており、そこには免疫制御のDNAが含まれている。その内半分のDNAの活動は活発化しており、癌や慢性疾患を助長するものが含まれている
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