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アメリカ・シカゴで、6つの機関が連携し新しいメンタルヘルスケアのモデルの運用が始まる

この記事では、以下のページを要約しています。

 アメリカのシカゴ、ウェストサイドで、メンタルヘルスケアの提供方法を変革する取り組みが始まりました。

この取り組みは、Collaborative Bridges は、ウェストサイドにある3つの病院と3つの精神保健機関を結ぶパートナーシップ契約です。Collaborative Bridgesのチームは、メンタル不調や薬物乱用を経験している人々が、治療後に地域社会に戻る際の移行をサポートしたり、病院内で決められた治療プランが退院後に継続されるように取り組みます。

患者を対象に行った調査では、退院後一週間の自殺未遂率が高く、アフターケアにつながっているのは、わずか25%という結果が判明しました。この課題に対処するために、Collaborative Bridgesは患者にケアコーディネーターを割り当て、退院後も含めたケアの全過程で患者に寄り添うよう取り組んでいます。

具体的には、退院直後に地域の医療従事者と、他の専門家との連携を図り、入院中に行った治療と、退院後の外来治療の間をつなぎ、継続的な治療を提供します。これには、住宅、食事などの栄養面、交通手段など、従来は医療の範囲外と考えられてきたサポートも含まれます。

最後まで読んでいただき、有難うございました。私は現在心療内科に勤務していますが、クライエントのカウンセリングが終結した後の暮らしなどにはタッチすることができません。患者に退院後にも継続的な支援を届けることで、疾患の再発予防にも繋がると考えられるため、この記事に興味をもち取り上げました。

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