エリクソン催眠の言語部分
世の中に出回っているエリクソン催眠の本は難しいです。わざと難しく書いてありますよね。そこで超簡単に説明します。
まずは催眠誘導ですが、その本質は「混乱」と「散りばめ」だけです。
1.混乱(confusion)
混乱により意識を停止させ、無意識主体すなわち催眠状態にする。
混乱により催眠誘導する手法は、瞬間催眠で良くみられる。
混乱させる手法が下記である。
ブラフ(bluff)
はったり
サトルティ(subtlety)
奸計、悪だくみ、巧妙
エキボーク(equivoque)
あいまいさ、両義性、多義性
デュアルリアリティ(dual reality)
人による受け取り方の違い
ミスコール
わざと言い間違う
2.散りばめ
相手としゃべる文章の中に「くつるぐ」「ゆっくり」「おだやかに」と
いった催眠誘導の言葉を散りばめる。すると意識はそれに気づかず、無
意識にすっと入っていき、催眠状態となる。
催眠誘導の実例を下記に述べます。
今あなたは腕時計をしていますが、イメージで時計を見ませんか?
閉じると、閉じると、そう目を閉じると、
時計の針のイメージが湧いてきます
すると秒針がゆったりとゆっくり動いているのに気づきます
1周するのに2分もかかり、もっとゆったりとゆっくり、3分もかかり
5分、10分、15分、どんどんゆっくりゆったり
すると何かの感覚があなたに起きています
そして私はあなたにそれの一瞬一瞬を楽しんでほしいと思っています
あなたは楽しみにたっぷり浸ることができます
その心地よさに気づいていく中で
あなたは自分自身の中で味わうことができます
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