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コーチングの極意

なんともまあ。
「コーチングの極意」という
大げさなタイトルをつけてしまった。

中身は大したことはないので安心してほしい。
いつも通りライトな感じで読んで下され。

極意というか、私自身がコーチングをしていて

「ここを意識するようになってから
 かなりうまくいくようになった」


というポイントについて話をしようと思う。

もうストレートに書くよ。

「邪魔をしないこと」

これ。もう一回書くよ。

「邪魔をしないこと」

もうね、これにつきるのよ。
邪魔って誰を?ってことなんだけど
まぎれもなくクライアントさん。

何の邪魔?というと

クライアントが自分でなんとかしようとすること

これの邪魔をしないわけ。

もちろんコーチはクライアントの味方だから
邪魔をしているつもりはない。

じゃあどういうことなのか?

ここちょっとややこしいので
なるべく丁寧に説明をしていくね。

コーチの役割はクライアントの課題を解決すること。
これは絶対的条件なので揺るがない。

この役割を達成させるために
コーチはコーチングという手法を使う。
(ときには別のこともやる)

ここまではいいのだが、
このときコーチはどういうマインドを
もってコーチングをしているのか?

ここに結構ポイントがある。

このときにコーチがよく使う言葉に
「引き出す」とか「連れていく」
という言葉がある。

コーチという言葉の語源が幌馬車なので
まあ間違いではない。

ただこの「引き出す」「連れていく」を
いったい誰がやるのか?
というのがとっても重要なのだ。

多分多いだろうなあと思うけど
「コーチが引き出す」だと思った人。

うん、悪くはないけどそれって

「コーチがやらないとこの人は引き出せない」

と言っているのと同じだ。
スタート時点でその人の可能性や能力を
低く見積もっているということにもなる。

考えてほしい。
本当はできることを手助けしてもらったらどうなるか?

きっと次もそうなるだろう。その次もだ。
そのクライアントは何かを乗り越える度に
コーチの手を借りないといけなくなる。

リピートをさせる目的ならそれもいい。
ただ私はその気がないので
これではクライアントの成長がないと考えている。

もうひとつ。これが一番の問題なんだが
コーチが引き出すという意識を持ち続けると

「私はできる人、あなたはできない人」

という関係性を作ってしまう。

これはいただけない。
横の関係を作るといっておきながら
バリバリの縦の関係になる。

縦の関係では相手は動いてくれるかも知れないが
心や魂までは動かせない。

大事なのは考え方や行動を変えるだけでなく
もっと心の底から「そうありたい」となってもらうことだ。

だからコーチの最大の仕事は邪魔をしないことだ。

クライアントが成長しようとする
クライアントが挑戦しょうとする

その邪魔をしないことだ。
そのためにコーチがやる仕事は

そう思えるような環境設定をする

これだけだ。

人間の可能性って本当にすごい。
だからそれを信じてあげればいい。

あなたの目の前にいるその人は
あなた以上にすごいことを
成し遂げる人かもしれないのだから。

21:04追記

この考えに基づいたセミナーを来月福岡でやります。