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12年の区切り。そして次のステージへ

昨日で12年間勤めた
市教育委員会の仕事が終わった。

コーチングが専業化するまでの
一時的な仕事の予定だったが
気づいたらこんなに長くやらせてもらえた。

教育委員会での担当は
16歳以上の引きこもり・ニートたちの
自立支援だった。
なので肩書は「支援員」。

ここではほんといろいろな
勉強をさせていただいた。

コーチングしか知らなかった私が
心理職としての知識経験を得られた。

これはすごい財産だ。

特に発達のことを知れたのは大きかった。
うつに対しての知見も広まった。
おかげで公認心理師にもなれた。

来年度(4月1日~)、うちの市の福祉分野が
大きく変化するのに合わせて、
福祉部への異動となった。

寂しい気もするが、
市としても引きこもり支援を
手厚くする方針があって
それでこういう人事になった(らしい)

今度はチームになる。
これまでもチームだったが
心理師二名のチームなので
いろんなことで限界があった。

今度は多職種チームなので
それはありがたい。

コーディネーター、
ソーシャルワーカー、
そして心理師。

そう。今度はようやく
公認心理師として働くことになる。

特に待遇(あ。給料はちょっと上がる)が
大きく変わることはないのだけれど
心理師というアイデンティティが
手に入ることは正直嬉しい。

何が言いたいのかっていうとね
10年ちょっと前までは
何者でもなかった自分が
公的機関で心理師として
働くことができているということだ。

しかも私はWワークをしているので
ちゃんと食べられるレベルに働いている
ということなのだ。

これは私だからできたことではない。
多分、誰でもできる。
なんせ私は心理について何も知らなかったし
そもそもそんなに頭もよくないし
50歳手前で無職だったからね。

それでもここまでこれる。
そして次のステージを用意してもらえる。

諦めないことだ。
雨風にさらされても歩き続けることだ。

残念ながら動くものにしか引力は生まれない。

「ただ信じて待つ」「祈り続ける」「ワクワクする」

だけではどうにもならない。
それが真実だ。

ものすごく小さな一歩でも確実に前に進んでいる。
そう。アリの一歩を笑うやつは成功しない。

新しいステージは困難もたくさんあるだろう。
でもチャレンジする機会はいただけた。
やってみて、それでもダメなら考えよう。

やってもいないのに「ダメ」と思うのは
本当にばかばかしいと思う。

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