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【インプット日誌】発達性協調運動障害[DCD]、ポップサーカス他

発達性協調運動障害[DCD]: 不器用さのある子どもの理解と支援 

発達障害、ADHDから、DCDを知った。発達性協調運動障害、つまり、おそろしく運動神経がない、不器用という障害だ。私は昔から驚くほどの不器用で、あらゆる運動が苦手、リコーダーを吹けない、図工・家庭科は最悪という「実技」科目が落ちるタイプだった。学生時代は特に実技ができる人がヒーローだから、劣等感の塊ではあったなぁ。

この本でも触れられているけれど、チームで行う実技の場合は、自分のミスが人に迷惑をかけてしまうというのが辛かった。皆で飛ぶ縄跳びでは、必ず私のところで引っかかって止まる。やがて、おちゃらけてその場をごまかすようになり、道化っぽくなったが「ふざけてんじゃねえよ、真面目にやれ!」とか怒鳴られると、心で泣いた。

いま、考えると、ADHDより、こっちのほうが自覚的には「障害」ぽかったなぁとしみじみした。指導者向けの本なので、あまり読みやすくはなかったが、自分の過去を振り返りつつ読んでいたので、ちょっと切なかった。

ノーナレ 「多国籍サーカス人生劇場」

ポップサーカスを特集したノーナレーションのドキュメンタリ「ノーナレ」。6代続くサーカス一家も出てくるが、サーカスの家系に生まれたものは、サーカスの人生を送るのだ。「サーカスが私の人生のすべて」と涙を流す老女の姿が印象的だが、ここで思ったのだ、もしDCD(発達性協調運動障害)の子がサーカス一家に生まれてしまったらどうなったのだろうかということを。

訓練でかなりの程度まではたどり着くのかもしれないけれど、やはり不器用・運動音痴ってのはあるのではないか。実技こそ、彼らの世界なので、こういう家系で、実は学者肌のひととか勉強が得意な人とか生まれてしまうと、けっこう辛い思いをするのではないかと思ったね。

ずいぶん前なんだけど、サーカスを見に行って、あの感動は忘れられない。コロナ禍でサーカスの人たちも大変だっただろう。彼らの生活が破綻していないことを願うのみだ。

ワイルドライフ 「オーストラリア ブレマーベイ シロナガスVSシャチ 奇跡の海に巨大生物が集う」

何の関連性もないけれど、一日一回は、こういう自然系の番組を見たいと思ってしまう。オーストラリア南西部にある「奇跡の海」という、1キロ圏内のホットスポットにはあらゆる海洋生物が集ってくる。そこに集まってきたクジラを駆るシャチの群れ。シャチの群れが、シロナガスクジラを追いかける映像は圧巻であった。

集団で追い詰め、体当たりをし、前に出て行き先をふさぎ、一度潜ると次は浮かび上がれないように、何匹もで上からのしかかり窒息させる。体長20mものシロナガスクジラがシャチの群れに襲われて絶命していく様子が、まるでカーチェイスのようだった。自然ドキュメンタリーがいいのは、作り物じゃないってことだな。

#ワイルドライフ #奇跡の海 #発達性協調運動障害 #DCD #NHK #NHKオンデマンド   #ノーナレ #ポップサーカス


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読書感想文

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq