見出し画像

【感想】ランスマ倶楽部「たった4日間で劇的に速くなる! リサと千晃が“合宿”に挑戦!」

サブ3の佐野千晃、サブ4の高樹リサ、共に大きな目標がある。目標を達成させるためには、きっかけが必要。そのためには合宿がいいんだとか。コーチ金哲彦の組んだ特別メニュー満載の3泊4日の合宿で、二人は、一気に目標に向かって走るコースに乗った。

全くマラソンに興味がないのに見だしてしまったこの番組、3回目なんだけど、なぜだかハマっている。マラソンは、様々なメタファに最適なんだ。自分の人生のこととか、キャリアアップのこととか、考えながら見ていたらとても面白い。

「個別性の原則」でコーチング

プロコーチの金哲彦は、さすがだ。二人の特徴と弱点を見抜き、それを強化するためのトレーニングメニューを組んだ。選手が伸びるかどうかは、コーチ次第なんだ。(参考:トレーニングの原則5:個別性の原則(Principle of Individuality)

佐野千晃の場合
千晃の場合は、メンタルを強化する必要があった。初回ランスマ倶楽部で、千晃は、最強のライバル・福島和可菜と10㎏対決をした際に、心が折れてしまい失速していった。体力・筋力はもちろんなんだけど、メンタル強化が今回の合宿の肝。千晃の「負けてたまるか」根性に火をつけるようなメニューがお見事だった。事実、合宿後の千晃は、よりいっそう「眼力」がついた。

高樹リサの場合
リサっちは、ずいぶんトレーニングを怠けていたので、体ができていない。今回の合宿で、糖質・脂質を燃やせる体を作ることがポイントだ。一気に、代謝システムを変えるメニューを組んだ。リサっちは、いい具合に力が抜けていて、千晃の「闘魂」は感じないのが、またいい味を出している。見ていて楽しい。でも、何年も連続でサブ4を達成できていないので、今回シリーズでは達成してほしい。

目標があってこその試練

二人とも高い目標を持っており、今年こそは絶対に達成したいと思っている。今回のランスマ倶楽部は「ガチ」なのだ。だからこそ、つらい練習にも、自分を極限まで追い込む試練にも耐えられる。「トレーニングは決して裏切らない。あとで、必ず喜びが帰ってくる」、コーチたちの言葉だ。それが分かるからこそ、むちゃくちゃ苦しい合宿にも嬉々として取り組むのだ。

もし、目標がなかったとしたら、単なる罰ゲーム企画だ。もしくは拷問だ。同じことをしていても、そこに意味があるかどうかが大事なのだ。はっと気づかされてしまった。先日見たEテレで「ダメ出しは必要か、不要か」というテーマの番組があった。(参考:【感想】Eテレ 社会実験ドキュメント「サビ抜きで。」ダメ出し抜きのニッポン人

私は、ほめて育ててほしいタイプなので、ダメ出しは嫌だなぁと思って見ていたんだけど、目標を本気で達成したいアスリートにとってはダメ出しは、お金を払っても欲しいものだ(だから、コーチを雇う。)ダメ出しが嫌だなと思う自分を顧みて、本気で目標を達成しようと思っているんだろうかと自問自答した。日々降りかかる難題やら、トラブルやらを、合宿メニューだと思い込んでこなしていけたら、無敵になる。

感想まとめ

私は、マラソンの「マ」の字も知らないし、走ることに興味もない。だから、二人のトレーニングメニューを見ても、いまいち意味が分からないのだ。それでも、2人の合宿チャレンジを見て、ちょっと「感動」してしまった。やはり、アスリート?が一生懸命、取り組んでいる姿っていうのは美しい。やらせではない面白さや格好良さがある。

さすがに、今から走り出すってのは無いだろうと思いつつ、、、ランスマ倶楽部は毎週見ることにした。名前だけは知っていたんだけど、金哲彦は、なかなか良いコーチだ。この番組で学ぶノウハウと共に私も進歩向上したい。

#NHK #ランスマ倶楽部 #佐野千晃 #高樹リサ #金哲彦 #マラソン #合宿

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq