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耕作放棄地解決の一歩目を考えてみた。

最近、寒さが増して冬野菜が美味しくなってきたんやなぁとか、春から夏にかけて土の準備をしないとなぁとか、考えている今日この頃、地主さんからあるお話を聞きました。それは、

トラクターの使用方法や、野菜の育て方を教えてくださった地域のおじいちゃん(以下、Uさん)の体調が最近あまり良くないとのこと。

こういうことか。リアルやな。

と感じたので、この現実を少し前向きに考えてみました。


そもそも「耕作放棄地とは」


耕作放棄地とは、農林水産省が実施する統計調査(農林業センサス)にて定義されている用語で、「所有されている農地のうち、過去1年以上作付けされておらず、この数年の間に再び作付けする考えのないもの」だそうです。

そして、

農林業センサスとは、我が国の農林業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、農山村の実態を総合的に把握するために、5年ごとに農林業を営んでいるすべての農家、林家や法人を対象に調査を実施しているものだそうです。

こちらのサイトに分かり易く記載されてます。

僕みたいな素人にとっては「耕作放棄地」「荒廃農地」「遊休農地」と色々用語の定義があってややこしいです。
いずれにしても、農業として作物が生産されている土地は減少傾向にあり、農業の担い手も減少しています。
もちろん、上記をしっかり理解して変化を起こしたり、対策することは重要だと思いますが、ここでお伝えしたいのは、用語の定義や、日本の現状を数値などを見て考察することではありません。

地域のリアルです。そして、それを踏まえて僕たちに出来る事は何かを考えることです。

今回の問題

整理すると、
Uさんが体調不良 → 畑を管理する人がいなくなる → 耕作放棄地の出来上がり

って感じですね。シンプル。

そして、地主さんからは、

「Uさんの娘さんも、手伝ってくれる人がいいひんから困ってるみたいやし、よねさんやってくれたりしいひんかなぁってなると思うよ。」

と言われました。

正直、ありがとうございます!!
と思いました。だって僕たちのことを信頼してくれている証拠だと感じたためです。

もちろん僕としては、耕作放棄地が増えると、遊び場が少なくなることやと思っているので、出来るだけ協力したいです。

でも、僕たちだけではマンパワーや時間にも限界があります。

そして、僕が考えた耕作放棄地可決策の一歩目は

「地域を誰かと繋げる」


です。

一歩目の方法

今回のケースはたまたま僕たちに相談が来ましたが、全国を見渡せば、同じようなエリアがたくさんあると思います。事実、農業従事者が減少している一番の理由は担い手がいないことです。

担い手がいないことにもたくさんの理由があると思いますが、先ずは、農地がたくさんありますよ。を上手く伝えること、つまり、余っている情報を誰かに届け、使用したい誰かに繋げる必要なのかなと思いました。

農地がたくさんありますよ

ではなく

遊び場がたくさんありますよ。

ですね。

農作業がたくさんありますよ。

ではなく

休みの日に子供達と遊びに行く場所を探さなくてもいいですよ。
だって、畑に来たら、たくさん虫もいるし、川も流れてるし、土遊びもできるし。

一人で二人の子供を見なくていいですよ。
だって、畑にはたくさん仲間がいて、一緒に遊べるので一緒に子供達を見ていてくれるし。

つまり、楽しみ方の提供をたくさんの方に知ってもらい、一緒になって考えていくことが耕作放棄地解決の一歩目なのかなと思いました。

お菓子ワークショップ

自分達を取り巻く環境が未来にどう繋がっているのか 自分達や未来の子供達にとってどんなことが考えられるか、僕たちに何ができるかを考えることが必要なのかなと思いました。


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